内容説明
同性婚を認めないのは、憲法違反
「同性婚が認められないのは人権侵害だ」として全国455人の当事者が日本弁護士連合会に人権救済申立てを行った。当事者の声を織り交ぜながら、法制化されていないことによる不利益を明らかにすると共に婚姻制度に関わる憲法や民法の論点、同性パートナーシップ制度、世界の動きなどを解説。同性婚を憲法上の権利として確立したアメリカ最高裁判決の日本語訳も収載。
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●プロローグより
異性間であればできる婚姻が、なぜ同性間では認められないのか。そもそも「婚姻」とは何なのか。
それらを、人権という視点から皆で考えてほしいと思っています。
同性婚の問題は、同性愛者・両性愛者だけの問題ではありません。
一人ひとりが尊重される、多様性が肯定される社会は、だれにとっても生きやすい、より良い社会となるはずです。
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目次
プロローグ
PART1 悩み・孤立・生きづらさ――私たちが同性婚を求めるのはなぜか
1 子どものころに感じた不安や戸惑い
2 社会から受け入れられない自分を受け入れられない
3 パートナーと家族・周囲との関係
4 理解の少ない地域ゆえの悩み
5 子どもを育てる当事者の悩み
PART2 なぜ、差別や偏見があるのだろう?――「同性愛嫌悪」の根底にあるもの
1 同性愛ってなんだろう?
2 なぜ、同性愛になるのだろう?
3 なぜ、差別や偏見が生まれるのだろう?
4 なぜ、差別はいけないんだろう?――憲法や法律から考える
PART3 同性カップルを取り巻く不利益――かくも不平等な法律、制度、ルール
1 パートナーが亡くなったとき
2 事故や病気のとき
3 別れるとき
4 パートナーから暴力をふるわれたとき
5 パートナーと一緒に暮らすとき
6 子どもを育てるとき
7 パートナーが外国人のとき
8 保険金やさまざまな手当てを受け取るとき
9 不利益解消のための方法はあるか
PART4 憲法や法律は同性婚をどうとらえているか――「憲法で禁じられている」の誤り
1 民法ではどうなっているんだろう?
2 憲法ではどう解釈できるのだろう?
3 子どもを産み育てることと同性婚
4 動き出した同性パートナーシップ制度
PART5 世界にひろがる同性婚――日本との違いはどこにあるのか
付録 同性婚を憲法上の権利として確立した米国最高裁判決
おわりに
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