内容説明
飼い主・瑠璃香への恩返しのために死後、妖怪・猫又となった黒いオス猫のテト。手始めに家事を覚えることに決めたテトでしたが、なにをすれば恩返しになるのかがわかりません。そこで何かと手助けしてくれる狐の妖怪・ススキの助言と瑠璃香の幼馴染・結羅の一言があり、人間社会の知見を深めるため瑠璃香たちの高校と同じ敷地にある小学校に通うことを決意します。知らない人間が大勢いる学校に通いながら、ときに結羅と放課後デートをしたり、ときに瑠璃香の教室に行って一緒にお昼を過ごしたり……。テトが順調な小学校生活をスタートさせた裏で、しかし昔馴染みの白猫・レイラが昏い瞳で悩んでいました。
「ねえ、テト。死ねば、わたくしも猫又になれますの?」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
6
ススキ様に人間社会に馴染むよう助言を受け、小学校入学を決める中、レイラが猫又になれぬかと思い悩む今巻。―――例え言葉は交わせずとも、届く意思は確かに。 小学校に編入し学んだり、結羅と遊びに出かけたりする中、レイラの悩みに迫っていく巻であり、自分たちとはまた違った主従の絆を仲立ちしていく、より温かさ深まる巻である。思い詰める彼女を引き留め、それでも夢に向かって背を押して。まだまだ続く人間社会での生活の中、テトは恩返しをしていけるのか。今度はどんなイベントが待つのか。 次巻も勿論楽しみである。2026/01/12
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