内容説明
アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作! ボーシャン警部が特権階級の闇を暴く
テムズ川で溺死体が発見された。ボーシャン警部の捜査により、30年前、企業年金を横領して姿を消したCEOの事件との関連が浮かび上がる。さらに少女失踪事件も抱える彼は、排他的な上流階級に苛立ちながら聞き込みを続ける。エドガー賞最優秀長篇賞受賞作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
187
エドガー賞最優秀長篇賞受賞作という事で、期待して読みました。しかしながら受賞作としてのポテンシャルは、あまり感じられず、文春ミステリーレビューでも高評価ではありませんでした。タイトルも微妙です。 https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000212023/2026/02/15
tom
27
なかなかにしゃれたミステリー。舞台はイギリス、主人公はジャマイカ出身の刑事。彼は仲間とともに溺死女性、全寮制学校から失踪した少女、巨額横領事件の捜査を始める。これらが、いつの間にか合体して・・・。貴族が何人も登場するけれど、著者は連中の横暴さと下品さ笑う。そして、主人公は帽子作りの女性と仲良くなって・・。登場人物が多くて、何度も人物一覧を見直すことになったけれど、主人公がんばれよという気分で楽しむ。主人公は、事件を解決したご褒美に「眺めのよい部屋」の初版本を貰う。この本は未読、読んでみよう。2026/03/17
ばんだねいっぺい
23
透明度が高くリズムのいい文章に読まされてしまう。洗練されていて、好感が持てる。ある人物の幸せを願って読み進めた。2026/04/29
アルラ
20
エドガー賞受賞とのことで手に取った。英国ミステリは嫌いではないけど、本作は貴族階級の登場人物が多く、会話も馴染めず、過去の事件やら因縁やらが繋がるまでが長くてくじけた。スピード感が命のワタクシにはまだるっこしくてごめんなさい。2026/05/31
練りようかん
20
劇中に死亡した男は失踪事件を調べていたアマチュア探偵。口封じの匂いと進まぬ警察の仕事ぶりが印象づいた序盤は、主人公警部に水面下の捜査を依頼するのが下級議員という点からも、イギリスの警察の機能不全を告発する意図があるのかと思った。30年前の年金詐欺と15年前の女子校生徒失踪を探るも、前者は既に亡くなっている人もいて後者は生存しているか疑わしい。主人公のラブロマンスはシリーズとして必要だからかと思っていたが、予想外の成り行きで霧状態を塊に。2つの事件の共通点に時代の潮流を、血縁と所有の書き換えに闇を感じた。2026/05/23
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