新潮文庫nex<br> 忘らるる惑星(新潮文庫nex)

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新潮文庫nex
忘らるる惑星(新潮文庫nex)

  • 著者名:田中空【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2026/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101803227

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内容説明

この世界に病気や事故は決してない。AIによる徹底的な管理で人は死を遠ざけることに成功した。AIの判決を確認する仕事に就くミカサは、昨日起きた殺人事件の記録に疑問を持つ。記された犯行時刻、ミカサは確かにそこにいたはずだった――しかし目撃した記憶はない。調査を進める中で大きな闇が明らかになっていく。この社会に隠された秘密とは。謎が謎を呼ぶ予測不能のSF冒険譚降臨。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
病気や事故は決してない。AIによる徹底的な管理で人は死を遠ざけることに成功した世界。AIの判決を確認する仕事に就くミカサが、昨日起きた殺人事件の記録に疑問を持つ近未来小説。記された犯行時刻、ミカサは確かにそこにいたはずだったのに目撃した記憶はない。調査を進める中で明らかになる矛盾、何者かに狙われる中で出会ったヤマモトやマキと絶対記憶者の存在、夢の中の猫人間。彼らが出会った謎の少年モナカが語るこの世界の真相。何も問題が起きない完璧な世界を作り上げれば平和な世界が続くわけではないのが人の難しいところですね…。2026/01/28

mayu

25
交通から生活や医療、裁判などすべてをAIが行う世界。AIは脳にアクセスして判断ができる犯罪が起こらない安心安全の世界で、自分の記憶に違和感を感じる事件が起こる…。最近興味のあるSFの世界なんだけど、思ったよりも壮大な世界がどんどん繰り広げられてちょっとお腹いっぱい感。ファンタジー色も後半にかけて強くなるから、もう少し現実よりの話が好きなせいもあるのかも。終わり方も少し都合が良くないかと感じてしまった。気付いた時にはすでにAIに支配された世界になっているのはありそうで怖いなぁと感じた一冊。2026/02/01

ひきにく

3
SFファンタジー作品。読む前はAIが普及した平和な世界で慎まやかに暮らす物語を想像していたが、実際はその真逆。目まぐるしく変わる世界で派手なイベントが次々と起こる物語だった。 想像と違う内容だったがこれはこれで私好み。本ならではの近未来SF設定を存分に生かして描きたいことをぶつけてくる。かつて人間が当たり前に出来ていたことが技術の進歩で不可能になった世界。そんな描写を見て様々なことを考えさせられた。 現実の未来がどうなるかは予想もつかないが、何かに依存しないと生きられない世界にはなってほしくないものだ。2026/02/01

c3pomotohonzuki

0
AIが進化し、人々が労働から解放されつつある近未来。 完璧なはずのAIの判決結果に違和感を持ったとき、世界が一変する。 真実を隠す存在とそれに抗う者、それぞれの動機に記憶と夢、設定からして面白いSFだった。 「結局の。世界はな、一言でいえば記憶だよ」2026/01/29

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