残された時間の使い方

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残された時間の使い方

  • ISBN:9784295411727

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内容説明

私たちは日々の忙しさや喧騒の中で、自分の「持ち時間」や「残り時間」を振り返る余裕がなくなっています。目先のことで精いっぱいという状態です。しかし、人生の残り時間は刻一刻と減っていきます。若くて元気なうちは、この当たり前のことを意識することが難しい。時間があたかも無限に続くような幻想を持ちがちです。ですが、年を取って体が思うように動かなくなったり、病気をしたりすると初めて、自分の時間が有限であることに直面します。その時になって、残り時間の少なさに愕然としたり、時間の使い方を改めて考えるようになります。長い人生の時間を俯瞰して見た時、「45歳くらいから時間の質が変わる」と著者は考えます。簡単にいうと、45歳までは「足し算の時間」がベースで、45歳以降は「引き算の時間」がベースになります。45歳まではどんどんプラスしていく人生であり、「足し算の時間」ということになります。その後45歳からは、積み上げてきたものを使って結果を出していく時間になります。持っているものを増やすというより、有効に使っていくというイメージが強いので「引き算の時間」という表現になります。引き算の時間は、「完成の時間」でもあります。残りの人生を展開する中で、最終的に自分の人生をどう締めくくるのか。どんな完成形を描き、それに向かってどのように残りの時間を使っていくか。その意味では、引き算の時間は足し算の時間以上に、クリエイティブかつ有意義な時間であるということができると思います。時間というものはどんなに努力しても、どんなに取り乱して抵抗しても、その進みを止めることはできません。著者自身も大病を経験し、残された時間を強く意識した経験を踏まえ、人生後半の時間の使い方、キャリア終盤の役割と使命について紹介します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

江口 浩平@教育委員会

22
【時間術】圧倒的なインプットとアウトプットを日々の習慣にしている佐藤優先生がどのように時間を管理しているのか知りたくて手に取った一冊。佐藤先生のように大病を患ったりすると時間との向き合い方が変わるのだと思うが、本書を読んだことで自分自身も目的意識をもって日々を送ろうと思えた。小学校の教員から指導主事になった時のように、次のステージを自分で設定して、そこに向けて専門性を高めていきたい。「休養」と「教養」という二つの「養」を意識的に取り入れていくというのは佐藤先生らしい言い方。2026/01/04

srmz

5
2026年をより良い一年にするために、改めて「時間の使い方」を見直したくて手に取った一冊。 このタイミングで読めて本当によかったと感じた✨ 特に心に残ったのは、休息・休養の重要性について。 「働くことが一種の逃げになっているからこそ怠惰である」という言葉にはドキッとさせられた。 スケジュールが埋まっていないと不安になったり、暇な時間があると何をしていいかわからなくなったりする感覚は、自分にも思い当たる。 だからこそ、あえて“何もしない時間”“回復するための時間”を意識的に取ることを大切にしたいと思った。2026/01/25

toshibo

3
時間を単なる量ではなく「質」として捉え直し、自分の人生の主導権を取り戻す視点が示されています。現代社会には、私たちが自発的に選んでいると思い込む行動の背後に、他者の利益構造が巧妙に組み込まれており、気づかぬうちに時間を奪われています。時間には客観的な流れと主観的な経験、連続する時間と意味ある区切りがあり、その質は立場や目的で変わります。自分時間と他者時間を仕分け、目的を明確に先取りする必要があるようです。ただ、序章を読んで思わず購入してしまいましたが、内容は…ちょっと残念でした。2026/02/08

Nobuyuki Tsuji

2
引き算の人生の楽しみ方を独特の視点から書いている。参考になりました。2026/02/07

ANUNYAPHUM

2
さらっと読めてしまうけれど、哲学者の言葉が出てきたり、時間の捉え方を教えてくれたりと実は内容が濃い本です。 病気のデパートのようなこの方に「残された時間」と言われるとぐっときます。どうぞご自愛いただき、沢山の著書を残してほしいなあと思いながら読了しました。再読決定の良書。2026/02/01

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