内容説明
「大事なのは自分の都合。自分にとって居心地のいい場所を探そう」。
88歳の知性が提言する、人生を楽しく生きるための「プレ遺言」!
●死は1か0ではない(養老孟司)
●大病をすると「生きることの前提」が変わる(養老孟司)
●自然の存在であるわれわれには必ず命の終わりが来る(中川恵一)
●養老先生が「死は怖い」と感じない理由とは(養老孟司)
●余命宣告をしないほうがいい理由(中川恵一)
●小細胞がんは手強い…中川先生が診る養老先生の病状とは(中川恵一)
●世の中のことは、実はわからないことがほとんどである(養老孟司)
●がんの再発で生活はどう変わったのか?(養老孟司、中川恵一)
●がん治療を受けてわかった。病気と折り合うには「芸」がいる(養老孟司)
がん再発後の治療経過と、病気と折り合いをつけながら、淡々と日々を過ごす養老先生が、生と死について、また子どものこと、虫のこと、ネコのこと、自然のことなど多様なテーマについて語りつくす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
48
「折り合う」の4文字を考える1冊。養老先生の声が聴こえてきそうだ。自分自身の経験と合わせながら、頁をめくる。中川先生の医師としての言葉や、ご自身の体験から得られたことも、今の自分に響いてくる。「折り合う」は、一旦、受け入れて、考え、次に進むことでもある。そこにいるのは、自分だけでなく周囲の人々である。今を生きること、明日を考えること。2026/03/08
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
27
ガンになってもいつもように飄々とした養老先生と、東大病院の中川先生の対談を中心とした本。養老先生のお話は時に哲学的であり難しいところもあるけれど、生々しくはないので読みやすい。中川先生はガンについての啓もう活動されてるのを拝読したことがあるけれど、今回もそういった視点で語られているように思う。普段あまり考えない(ようにしている)病気や死について、本を読んでる間だけでも考えさせてくれる良書。2026/04/02
えりまき
21
2026(108)闘病について。とっても前向きになれる本です!おネコ様の写真がたくさん。「医者にがんと言われたら最初に読む本」には、「ネコから学ぶがんのトリセツ」という章があるそう。終活できるので、死ぬのはがんがいいそう。日本は医薬用麻酔の使用量が極めて少なく、ドイツの20分の1くらいしか使われてないそう。痛いのやだな。「子どもをコントロールしようなんておこがましい」「地球温暖化は人の手で解決できない」「病院の治療も居心地が悪いと思ったら、やめてもよいのです。」。参考になりました。 2026/05/08
スリカータ
11
良書。対談はわずかな分量ですが、養老先生の考え、中川医師の考えが具体的によくわかりました。養老先生は初めの肺がんが消えてから再発。高額な薬を使っている。高齢で養老先生くらいの収入があるならまだしも、働き盛りのお父さん、家事や育児を担う主婦が罹ったら、高額医療費制度はとても有り難い制度です。この世代を守ることは次世代を守ることです。私は見直し反対。このまま継続してほしいと強く願います。2026/02/18
さちめりー
6
5年前に亡くしたネコのまるのことを今でもなお養老先生はさみしく思っている。泣ける。肺がんから転移したがんの治療のお話。「がんとは「抽象的な死」が「具体的な死」」に変わる病気。中川先生があの「がん対策基本法」の立ち上げから成立まで主導していたとは知らなかった。去年、先生の米寿をお祝いするという名目の小さいイベントに出席した。元気そうにお話されていた。握手もしていただいた。あと1年くらい、と本ではおっしゃっていたが、イベントでは100歳まで生きてみたい、と笑顔で話されていた。今後の言論も楽しみにしています。 2026/02/15




