内容説明
一一八六年。平家一門の生き残りである、亡き平頼盛の長男・保盛はある日、都の松木立で女のバラバラ死体が発見された現場に遭遇する。生首には紫式部の和歌「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲隠れにし 夜半(よは)の月かな」が書かれた札が針で留められていた。そこに現れた、保盛の友人で和歌を愛してやまない青年歌人・藤原定家は「屍に添えて和歌を汚す者は許せん」と憤慨。死体を検分する能力のある保盛を巻きこみ、事件解決に乗り出す! 後に『小倉百人一首』に選出された和歌の絡む五つの謎を、異色のバディが解く連作ミステリ。/【目次】一 くもがくれにし よはのつきかな/二 かこちがほなる わがなみだかな/三 からくれなゐに みづくくるとは/四 もみぢのにしき かみのまにまに/五 しのぶることの よわりもぞする/単行本版あとがき/参考文献・史料/解説=千街晶之
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
17
前作の主人公、平頼盛の長男・保盛と、歌人・藤原定家がバディとなり謎を解く5話。源平合戦終結直後の不穏な空気と雅な和歌、残忍な事件が合わさって抜群の雰囲気。そして定家の奇抜なキャラにラストはジーンとしたりも。面白かった!2026/01/23
てくてく
3
探偵役が定家、ワトソン役が頼盛の息子の保盛で、武術および検死術をもって定家をとりあえずサポート。私の中の定家は感情を軽々しく表に出さないイメージなので、歌を汚されるようなことがあるとスイッチが入ってまくしてててしまうところが最初は受け付けなかったが、ありといえばあり。 2026/01/23
タマ
0
藤原定家の探偵譚。和歌のことしか頭になさげな定家のエキセントリックぶりと平安貴族の風俗が面白い。謎解きもわりとしっかりしている。2026/01/24
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