内容説明
私の母への介護は正しかったのか――。気鋭の脳科学者が、アルツハイマー型認知症を発症してから8年で亡くなった母との日々を、日本一「認知症らしくない」と言われる当事者と本音で語り合う。進行するもしないも環境次第!? 新しい認知症観に気づき、実践するための書。
※本電子書籍は同名出版物(紙版)を底本として作成しました。記載内容は、印刷出版当時のものです。
※紙版とは異なる表記・表現の場合があります。また、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
77
【記憶がなくなるということは、とても怖いことです】診断から12年経過した認知症当事者・丹野智文と、認知症の母を介護した脳科学者・恩蔵絢子が、認知症の進行などについて語り合った書。丹野は、<自分の中で何が起きているのか、何が正しくて、何が不確かなのかがわからない。そんなことが続くと、恐怖しかありません。さらに、その時に「なぜ、忘れたの?」と言われたり、怒られてしまうと、つらさと恐怖、不安が一気に押し寄せてきます。でも、「大丈夫、私が覚えているから」と言ってもらえるだけで、不安や怖さが少し和らぐのです>と。⇒2026/06/11
とよぽん
45
丹野さん、恩蔵さん、いずれの方の著書も既読のお二人が対談! 認知症のお母様を介護されていた恩蔵さんは、脳科学者であるがゆえにお母様の症状や認知症の進行に大きな不安を抱いておられた。丹野さんも30代で認知症と診断され、絶望感に襲われたが、できることとできないことを明確にして、忘れたときのことを想定した備えを構築していく。その最大の基盤は、当事者同士のつながりや支え合い(ピアサポート)だという。認知症になっても、その人らしく安心して暮らせる社会をつくりたいと、お二人の力強い対談だった。2026/05/06
たまきら
36
夫の父方の家系が全員認知症を発症されていて、彼自身も認知症に怯えています。義父がレビー小体型認知症で進行も早かったのに対し、彼の長兄・長姉はアルツハイマー型でまだご存命。まだまだ手探りな部分も多い中、当事者と脳科学者が本当に楽しそうに語り合っている姿に希望を持ちました。本当に末期の時、義父のベッドで一緒に転がっていた娘に訪問看護師さんが「おしっこのパックは踏んじゃ駄目よ、逆流しちゃうでしょ」と注意したら義父が楽しそうに笑ったのを思い出しました。一緒に何気ない時間を過ごすだけでよかったような気もします。2026/07/08
kanki
19
対談。友達に診断名を伝える時は、出来ることも一緒に伝える。「指示が伝わらない」はおかしい、やれと言われても人はやれない。伝え方を工夫してほしい。家族の前では本音は言えない。笑顔、役割、居場所、褒める。2026/05/06
猫森
11
参考になることはほとんどなかった。丹野さんみたいな身体機能がまだまだしっかりしている人にの認知症と、身体が衰えた後期高齢者では土台がもう違うと思う。そもそも当事者が「自分は認知症ではない」と認めないので、アプローチからしてもう全然別物になってしまう。/なんできれいなことしか書かないんでしょうか?「本人も困ってるだろうけど、家族も困っていること。」/これ以上は愚痴になるので、やめよう。2026/08/06




