角川文庫<br> 陽だまりランチボックス

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角川文庫
陽だまりランチボックス

  • 著者名:高森美由紀【著者】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • KADOKAWA(2025/12発売)
  • 梅雨を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/14)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041162026

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内容説明

30歳の日葵は、疲れきっていた。ブラック企業に疲弊して勢いでやめたものの、再就職しようにも気力がわかない。不安で押しつぶされそうなある日、普段通らない路地裏に、古民家のお弁当屋さんを見つける。イートインもあるらしい。気づけば、いい香りの焼肉の香りに誘われてお弁当屋さんへ。お弁当の中に、牧歌的な雰囲気や安らぎなどがぎゅっと詰まっている気がした。店内にシェアハウスを募集している貼り紙を見つけ、思い切って申し込むことに。弁当屋の店主・菜月は、口数が少なく職人気質で、テキパキと仕事をする。その姿を見ているだけで安心できた。古民家の庭は木や花が植えられていて、猫や野鳥も自由に入ってくる。料理が苦手な日葵は調理の手伝いはできないが、店を手伝ったり植物の世話をしているうちに、地域の人たちと知り合っていく――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Karl Heintz Schneider

54
恋人と仕事を同時に失い失意のどん底にいた日葵は一匹のシュナウザーに導かれるように一軒の古民家にたどり着く。そこは葉月がひとり営む弁当屋で同時にシェアハウスメイトを募集していた。そこで暮らし始めた日葵は次第に自分を取り戻してゆく。どこかで聞いたような話ではあるが他と違うのは主人公の事情が序盤では詳しく語られず、その代わりにシェアハウスの様子を中心に描かれる。きれいな庭のある古民家、栄養たっぷりのごはん。ぶっきらぼうだけど優しいオーナーの葉月。近くの喫茶店のマスターや常連客のご隠居。2026/03/19

よこたん

34
“会社も仕事もいくらでもある。命は一個きりだ。コレじゃなくちゃダメだと自分を身動きできなくさせているのは自分だよ。そこから出てみれば道は見つかる。割と何とかなる” こわばっていた心と身体が、日に日にほぐれていく。季節が移ろう景色や匂いに包まれる生活と、食事。ぶっきらぼうなお弁当屋の店主は、シェアハウスの大家でもある。分量をはからない手際のよい料理がとても美味しそう。自分だけが割を食っているのだと思っていた。だけど周りの皆も、それぞれに抱えるものがあっても、日々を暮らしていると気づけた。キャベツ餅食べたい。2026/05/08

28
心満たすもの 全肯定の張子の赤べこ い草の爽やかな香り 裸足で苔を踏む 濃紺色の空にまたたく満天の星 パチパチとはぜる薪ストーブと香り 陽だまり、抜ける風、笑い声。それらが傷つき倒れた心をやわやわとくるんで、立ち上がる力を貸してくれる。そんな物語でした。2026/03/31

20
さくさくと♪先日も、美味しそうなモノと女子が一緒に暮らす設定を読んだなぁ、流行りかしら。2026/06/05

金吾庄左ェ門

16
美味しい物を通した恋愛物かと思いきや女同士の友情物でした。菜月の料理自慢以上にその性格が非常にとっつきにくいのですが、主人公である日葵のおかげで角が取れて行くような感じです。美味しい物よりも人間関係でハラハラし通すかも知れません。アジフライにつけたタルタルソースや里芋を使ったポテトサラダが美味しそうでしたが、キャベツ餅ってどんな食べ物なのでしょうね?2026/06/07

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