「働くこと」の哲学――ディーセント・ワークとは何か

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「働くこと」の哲学――ディーセント・ワークとは何か

  • 著者名:稲垣久和【著】
  • 価格 ¥2,464(本体¥2,240)
  • 明石書店(2025/12発売)
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  • ISBN:9784750349251

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内容説明

《“生と“労働の他に富はない》

労働は苦役か喜びか。生きている時間の大半を労働に費やしている現代の日本人にとって「働きがいのある人間らしい仕事(ディーセント・ワーク)」とは何であるのかを、文明および情報通信技術の発展とそれにともなう科学観・労働観・倫理観の歴史的変遷から考察する。

目次

まえがき
第1章 労働の公共哲学――今日の働き方改革
1 人間はなぜ働くのか
2 西欧の「経済人間」(ホモ・エコノミクス)のもつ歴史
3 日本が生き延びるための哲学
4 長時間労働を是とする理由
5 「働く意味」と二元論の回避
6 「倫理人間」(ホモ・エティクス)の歴史的展開
第2章 身体性と精神性――唯物論か実在論か
1 人間の身体・理性・感情・霊性
2 人間中心主義(ヒューマニズム)という名の宗教
3 AIから心脳問題へ
4 ポスト複雑系としての脳と心
5 「友愛」の哲学へ
第3章 「労働の二重性」をめぐって――人間主体の二重性
1 労働は苦役か喜びか
2 マルクスの『資本論』
3 宇野経済学の「経済法則」
4 滝沢克己の「経済原則」と「主体の二重性」
5 唯物論即唯心論としての批判的実在論
6 批判的実在論とポスト啓蒙主義の宗教哲学
第4章 熟議民主主義に向けて――政治哲学の転換
1 民主主義と社会主義との対話
2 ギルド社会主義とは何か
3 創発民主主義ということ
4 「自由主義」対「民主主義」
5 ハーバーマスの宗教哲学
6 近代日本の実践家――賀川豊彦
7 「働きがいのある人間らしい仕事」(ディーセント・ワーク)
第5章 都市と農村――持続可能な日本へ
1 新しい幸福のモノサシ
2 相互扶助からのイノベーション
3 コミュニティ経済、コミュニティ企業、コミュニティ協同組合
4 コーポラティズムとディーセント・ワーク
5 コミュニティ経済と協同組合の公共哲学
6 農業と福祉から見えるディーセント・ワーク
7 結語
[付録]主権、領域主権、補完性
1 アルトゥジウスの政治哲学
2 市民社会論
3 倫理と社会連合体
4 領域主権と補完性原理
あとがきにかえて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

sayan

24
あるプロジェクトの準備段階で残業の取り扱いが議論になった。参加者は多様な背景を持ち残業に対する考え方は、参加者の数だけあった。残業肯定、否定、いずれの考え方は直感的で、出身国の文化的価値観が色濃く反映されていた。日本人が持つ労働観の背景を知りたくて本書を手に取った。本書は、日本の長時間労働は「家族が幸せ(豊)になるのであれば、労働時間をいくら増やしても苦労をもいとわない」とする日本農村から生まれた、と言う。そして「社員は家族です」とかつて高らかに叫ばれ当然視された内容と異口同音、この仮説に説得力を感じた。2020/02/13

邪馬台国

6
ディーセントワークという言葉を初めて知りました。力量不足で読みきれない部分も多々ありましたが、これからの日本での働き方、生き方を考える上で楽観悲観問わずキャッチーな言葉に扇動されずじっくりと考える、哲学する事はとても重要だなと思いました。2019/12/30

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