内容説明
じっとしておらず、満足せず、求め続ける国民。
人種間の差別の構図、大統領への矛盾する感情――
『怒りの葡萄』から『チャーリーとの旅』を経て見出したのは、
祖国への愛着と痛烈な洞察。
〈アメリカとは何か〉を探求し、その行く末を見据える
スタインベック最晩年のエッセイ。
〈目次より〉
私自身のアメリカ――はじめに
1 多様の統一
2 逆説と夢
3 人民の政府
4 人種は平等に作られた
5 アメリカ属
6 幸福の追求
7 アメリカ人と国土
8 アメリカ人と世界
9 アメリカ人と未来
あともどりしないために――おわりに
アメリカ論のエッセンス――訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
massn
3
アメリカなるのものは今も変わらん。2026/05/14
saeko h
3
自国であるアメリカを再度、周ってみて書いたとのこと。 日本にいるとはいえ、ほとんどが近場の日常で日本人ってって言ってしまうことがあるからスタインベックの姿勢は素敵だな。ちょうどアメリカが変わっていく時代だから面白い。 やはり意見の表明をすると恐喝もあるみたいで、「生きてこの世から出れなくしてやるぞ」 笑った!2026/03/18
よぽ
3
「チャーリーとの旅」がとても好きで、スタインベックの晩年のエッセイが復刊されたのを見つけ即買い。作家として名声を得た後に、自身が祖国アメリカを知るために旅に出た「チャーリー〜」、その旅を経てスタインベックが感じたアメリカを論じた本作は、60年たった今も鮮やかな魅力が詰まっていると感じる。2026/03/15
ひろし🙈🙊🙉
2
歴史を紐解いて、移民たちがアメリカ人として統一されていくさまと、現出した国民性や社会の問題などを論考している。 1966年出版の古い本だが、それだけに、忘れていたような、本質的な部分が書かれていると思う。 グローバル化や移民問題の難しさを感じた。 エッセイと銘打っているが、軽い読み物ではない。2026/02/10




