内容説明
きみを守ることが罪なのか――。攫われた巫女エスタの捜索を、従者リルとともに続ける騎士団長レルファン。その間も、王宮では王位継承者を狙った毒殺事件が相次ぎ、レルファンはその対応にも追われていた。掴んでは消える解決への糸口。やがて二つの事件が交錯し、王国の歴史と神話に秘められた暗部が明らかになっていく。大いなる陰謀に巻き込まれた、レルファンとエスタの運命は……。深い余韻を残す王宮ロマンス、万感の終幕。文庫書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
星群
78
♪最期に君が微笑んで真っ直ぐに差し出したものは、ただあまりに綺麗過ぎて堪えきれず涙流した。あの日きっと2人は愛に触れた『浜崎あゆみ Heaven』♪結末に脳内に流れたのはこの曲です。あぁ、何でなの町田さん。現実が世知辛いままならないから、空想の世界では甘い世界に浸っていたかった、号泣。この世界は拡がるかなと思ったけど、これで終わりかな。セツナミ。2026/02/22
pohcho
64
神妃エスタの捜索を続けるレルファンたち。その間も王位継承者を狙う毒殺事件が次々と起こり、謎は深まるばかり。やがて従者リルの驚くべき出自が判明し、それらはやがて王国の闇へとつながっていく。突然現れた黒幕は鬼滅の刃?かと思ったら、最後あっさりやられてしまって拍子抜け。健気なリルがかわいかったけど、主役の二人にも幸せになってほしかったのに・・。せつない結末だったが、これしかないとも思う。2026/02/12
ごみごみ
54
下巻でもグイグイ世界観に入り込んでいく。許されぬ恋、王位継承権争い、封印された過去、珍重される特殊能力・・そして次々と狙われる命。王道のファンタジー✕ミステリ✕ラブストーリー。私的にはもっとドロドロの確執でも良かったけどね。黒幕との対峙もあっさりしてた感。ラストの予想もハズレちゃった。でも中だるみせずに一気読み出来た。少女漫画で読みたい。コミカライズ希望!2026/02/02
プリン
49
ハヤディール王位継承者が次々と狙われ、エスタが攫われた事と繋がっていた事が分かる下巻。滅ぼされたカストナー王国の秘められた力。王国の滅亡を企み、長きに渡り続いたハヤディールの歴史と隠された秘密。非道な王位継承権争いに巻き込まれたエスタとレルファンの恋があまりにも切なすぎた。エスタを救うためにレルファンへの恋心を抑え共に戦ったエスタの妹リル。ラストは文章になってはいないがそういう事?エスタファンの私には辛すぎた。どっぷり嵌まった悲しみに包まれた悲恋サスペンス物語。読み応えありました。2026/02/01
もちこ
43
「戀」=恋心、想い慕うことという意味があるので、つまりは「恋物語」。 最初は単なる騎士団長と巫女の禁じられた恋を起点に、攫われた巫女の奪還を目指す物語だと思っていた。 だからこのタイトルも、ハヤディールという国の名前を冠する恋物語なんて、少し大袈裟では?と思っていた。 だけど、下巻の最後の文章で、「ハヤディール王国の伝説」という箔がついて納得。 今までの町田そのこさんの作品とは全く違うテイストの作品。 物語の世界にどっぷりと入り込む楽しみを存分に味わえました。2026/02/09




