変わりゆくEU――永遠平和のプロジェクトの行方

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変わりゆくEU――永遠平和のプロジェクトの行方

  • 著者名:臼井陽一郎【編著】
  • 価格 ¥2,464(本体¥2,240)
  • 明石書店(2025/12発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750350035

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内容説明

リベラル国際秩序の最後の砦EU。現在様々な内患外憂によりその在り方がゆらいでいる――。
グローバル社会においてEUに加盟する国々は、規範パワーたろうとする集合的政治意思を持ち続けることができるのか。政治、経済、社会政策等、EUの様々な側面から今後の行方を展望する。

目次

序章 EUによるリベラル国際秩序?[臼井陽一郎]
第1節 規範パワーへの意思
第2節 EUのグローバル戦略
第3節 集合的政治意思を支える制度
第4節 脱ペーパー・ヨーロッパの条件
第5節 本書があきらかにすること
第1章 規範的な政体としてのEUの歩み[武田健]
第1節 規範的な政体としてのEU
第2節 規範を重視し始めるきっかけ
第3節 政府間主義的な性格を残しながらの発展
第4節 法の支配の危機を契機とするさらなる発展の可能性
第5節 今後の行方
第2章 共通外交安全保障政策(CFSP)に対するEU司法裁判所(CJEU)の裁判管轄権拡大[吉本文]
第1節 CFSPの特殊性と裁判管轄権
第2節 判決理由の共通点
第3節 判決理由の正当化根拠
第3章 欧州逮捕状(EAW)――EU刑事司法協力の理念と現実[福海さやか]
第1節 EAWとは何か――EU的刑事司法協力モデル
第2節 EAWの運用と問題点
第3節 刑事司法協力のBrexitへの影響
第4節 EU刑事司法協力の理想と現実
第4章 欧州テロ対策をめぐるEU・CoE関係――テロ防止と基本権保障[大道寺隆也]
第1節 CoEテロ防止条約をめぐるEUとCoEの軋轢
第2節 標的制裁をめぐる法と政治
第3節 欧州テロ対策をめぐる二つの《溝》
第5章 EUの移民統合政策――域内でメインストリーミング、域外でパートナーと連携[小山晶子]
第1節 メインストリーミングを志向する移民統合政策
第2節 ガバナンスのツールとしての基金とモニタリング
第3節 域外パートナーを引き込んだ移民統合政策
第6章 ネオリベラリズムとデモクラシーの相克――EU・カナダ包括的経済貿易協定(CETA)におけるワロンの反乱[松尾秀哉]
第1節 EUの通商政策をめぐる規範政治
第2節 ベルギーとは
第3節 CETAのサーガ
第4節 EUの規範政治として
第5節 ネオリベラリズムか、それとも亀裂と分裂か
第7章 競争政策における規範パワーとしてのEU――変化と継続性[吉沢晃]
第1節 規範パワーの政治的・制度的基盤の強靭性を測る
第2節 競争政策におけるEU対外関係の発達
第3節 多国間協力――ルール作りから政策収斂へ
第4節 二国間協力――多様な形態の模索
第5節 規範パワーの政治的・制度的基盤の揺らぎ
第8章 EUと国際貿易規律改革――規範性から現実的な機能性へのシフト?[関根豪政]
第1節 EUの国際貿易規律改革のアプローチ
第2節 EU単独の国際貿易規律改革提案(コンセプト・ペーパー)
第3節 日米欧三極貿易大臣会合において示された国際貿易規律改革提案
第4節 EU・中国間のWTO改革提案
第5節 EUの貿易規律関連提案に透けるEUの狙いと限界
第6節 EUの国際貿易規律の改革提案の行方
第9章 「ヨーロッパの東」におけるEU規範――リベラルな秩序の変容と中国の台頭[東野篤子]
第1節 問題の所在
第2節 1990年代から2000年代――EUの規範パワーの「成功例」?
第3節 「ヨーロッパの東」への中国の進出――EUの懸念と規範
第4節 中国をめぐるEU規範――現状と持続性、戦略形成とイシュー
第5節 リベラルな秩序の変容とEU規範の行方
第10章 対中関係に見る規範パワーEU[小林正英]
第1節 勃興する大国と対峙する規範パワーEU
第2節 ケースとしてのEU・中国関係
第3節 EUと中国の規範的一致と不一致
補論 Brexitの政治とEUの規範[臼井陽一郎]
第1節 主権の政治化――Brexit政治の構図
第2節 北アイルランドとEU
第3節 主権の非政治化――EUの制度特性
第4節 主権の政治化がもたらすもの
おわりに[臼井陽一郎]
参考文献
索引

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