内容説明
敗戦後の同志社大学を支援するため、アーモスト大学から派遣されたオーテス・ケーリの生涯を綴る。同志社アーモスト館館長として教育を率い、日米二つの文化に根を下ろした教育者として、また新島襄全集の編纂や京都が原爆投下目標から外された理由の探求といった功績を残す歴史家として、同志社大学の教育に大きな影響をもたらしたのである。
目次
ケーリ家の伝統
小樽
ディアフィールド・アカデミー
アーモスト大学
太平洋戦争
日本進駐
除隊、アーモスト大学代表として同志社に派遣される
アーモスト館長
非難の矢面に立つ
新島研究、内村研究、そして京都が救われた理由〔ほか〕
著者等紹介
北垣宗治[キタガキムネハル]
1929年兵庫県香住町に生まれる。1952年同志社大学文学部英文学科卒業。54年、文学修士(同志社)。57年B.Phil.(英国セントアンドルーズ大学)アーモスト大学に半年間学ぶ。ハーヴァード大学で数次にわたり在外研究。専攻は英文学。同志社大学及び大学院で英語・英文学を36年間教え、1990年退職。文学博士。同志社大学名誉教授。1991‐2003年、新潟県に新設の敬和学園大学初代学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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