ブルーバックス<br> 「心の不調」の脳科学 脳の中で、何が起きているのか

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ブルーバックス
「心の不調」の脳科学 脳の中で、何が起きているのか

  • 著者名:加藤忠史【編】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 講談社(2025/12発売)
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  • ISBN:9784065420201

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内容説明

シリーズ累計6万部! 『「心の病」の脳科学』に続く最新作!

【予兆を捉え、予防するには】
精神疾患と診断されなくても、「心の不調」を抱える人は
ストレスの多い現代社会で増加しています。
うつ病、発達障害、摂食症、心身症、睡眠障害、子への虐待、
スマホやギャンブル依存、強迫症、愛着障害、PTSD、
老年期うつ病、認知症、双極症、統合失調症……
全ての症状は「脳の変化」から生じますが、
脳内で、いったい何が起きているのでしょうか。
発症前の予兆を捉える方法から、治療法の開発まで、
脳科学の視点で挑む16名の研究者たちが、最先端の情報を惜しみなく解説!

■本書の構成
第1章:「ストレス」で心と身体の不調が起きる脳内メカニズム 
    ーー心身症・摂食症 〈関口 敦〉
第2章:ゲノム研究を精神疾患の臨床に役立てる〈池田匡志〉
第3章:「親子関係」が脳と心の不調に及ぼす影響  
    ーー虐待・小児期逆境体験〈黒田公美〉
第4章:子どものうつ病・双極症をどう見極めて治療するか 
    ーー精神疾患の大半は小児期から現れる〈内田 舞〉
第5章:思春期に現れる統合失調症の予兆を捉える〈小池進介〉
第6章:ギャンブルやスマホがやめられない脳と心 
    ーー思春期にも多い発達障害と依存症〈高橋英彦〉
第7章:中高年期のうつ病や認知症を可視化して予防する 
    ーー新型コロナ後遺症、双極症、頭部外傷……タウ蓄積が関与するさまざまな「心の不調」〈高畑 圭輔〉
第8章:夢を見る「レム睡眠」を解明して 「心の不調」の治療を目指す 
    ーーうつ病 ・ 認知症 ・ ASDとレム睡眠との関係〈林 悠〉
第9章:自閉スペクトラム症に効く「世界初の治療薬」を開発する 
    ーーオキシトシンでASDを治せるか〈山末英典〉
第10章:精神展開剤(幻覚剤)で精神医療を変革する
    ーーうつ病、不安症、強迫症、依存症、PTSD などに治療効果〈内田 裕之〉
第11章:脳の働きを整えるニューロフィードバック療法 
    ーー脳科学の進展を「心の不調」の治療につなげる〈三崎将也〉

■コラム
●双極症と人類の進化〈加藤忠史〉
●ギフテッドと「心の不調」〈池澤 聰〉
●「強迫症」の脳では何が起きているのか? 〈中尾智博〉
●眼球運動による心理療法 「EMDR」 でPTSDを治療する 〈市井雅哉〉
●腸内細菌と「心の不調」の関係 〈功刀 浩〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ホシ

20
さすがBlueBacks。非常に専門的でした。精神医療の研究者が日夜、研究している内容を一般読者にも分かりやすく伝えようとする苦心が読み取れます。有益だったのは8章。レム睡眠は「浅い眠り」だと私も思っていのたですが、違うとのこと(私の睡眠アプリは信じて良いのか?)。またMDMAのような幻覚剤を医療に用いることは昔から行われていたことであり、今後もうつ病はPTSDの治療に有望との知見も興味深かったです。精神疾患は一朝一夕で治るものではりません。日夜、研究に勤しんでいる研究者の方々に感謝、感謝。2026/05/01

風地

12
最新の精神疾患に関する研究について、16人の専門家がそれぞれの分野について執筆。脳科学というタイトル通り、PETやMRIや、精神展開剤(幻覚剤)を活用した臨床試験の解説に、わくわくした。長年、不安症を患っているので「ニューロフィードバック療法」を私も受けたい!って熱望。そのほかに面白かったのは、睡眠、親子関係が脳に及ぼす影響、ASDに効く薬の開発。デフォルトモードネットワークが働きすぎると、ネガティブな思考を延々と繰り返してしまい、何度も脳がダメージを受けている。ノンレム睡眠が十分に取れないと、→2026/05/11

jackbdc

8
似たような本たくさん読んでいる中で、印象に残ったのは親子関係と虐待、小児逆境体験の影響。これはどうしようもない問題のひとつだよね。発生している際に、気付けない可能性高いし、気付いても介入が難しい。それに後から上書きも難しい。一方で適切な介入は希望になるという話もある。セロトニン受容体を活性化するなどの手法により脳の可塑性を向上する事も可能らしい。逆に言うと、小児虐待を負った人は大人になってからもメンタル不調により不眠やら脳に負の可塑的サイクルに嵌って調子が悪くなっていく事があるのかもしれないよね。2026/03/29

木ハムしっぽ

5
心が不調な時に脳の中では何が起きているのか、最前線の研究者がアウトリーチする本書。診療の現場に実践されるにはもうしばらく時間が必要だろうけど、期待が持てる研究ばかり。特に終章に取り上げられているニューロフィードバック療法はすぐにでも医療の現場に実践できそうで、心の不調を抱える人にとっては希望の光になりそう。研究のその後に期待したい。2026/06/13

乱読家 護る会支持!

5
一昔前は、心の不調の原因は、あまり科学的根拠の少ない、セロトニン、ノンアドレナリンなどの脳内物質の説明ばかりで、治療薬も脳内物質を調整するものばかりだった。 脳科学の進展により、双極性障害、発達障害、PTSDなど完治が困難と言われてきましたか。 しかし、これならはゲノム研究による新薬や新たなタイプの治療薬など、完治し再発しない治療薬が見つかりそうです。2026/03/18

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