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内容説明
1925年3月22日の日本における放送開始から100年。二・二六事件、太平洋戦争、戦後の民主化、高度経済成長、そしてデジタル革命…… 激動の近現代史の中でラジオ・テレビはどのように発達し、日本社会に影響を与えてきたのか? 著者はメディアの変遷について40年間取材しつづけてきたジャーナリスト。本書は挑戦と葛藤に満ちた放送の現場を知る当事者や関係者の証言を多数収録。個々の番組内容だけでなく、技術、制度、ビジネスといった多様な側面、広告収入源がインターネットへ移行している現状など、現代のメディアが直面する課題にも触れた、日本放送史の決定版!
目次
はじめに
第1章 ラジオの産声
第2章 戦争への道
第3章 放送の民主化
第4章 テレビ誕生
第5章 局内外のせめぎ合い
第6章 デジタルの大波
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
135
ラジオとテレビが当然の20世紀に育ちながら、その成立から発展の経緯を断片的にしか知らなかったのを痛感した。検閲が前提だった戦争と占領期、今日も続く政治と報道の対立、速報体制に価値観転換など時代の荒波をまともにかぶりながら、放送に携った人びとが前例のない事態に立ち向かう有様は長編歴史ドラマを見ているようだ。結果を享受するだけの消費者には「そんなことがあったのか」と驚くばかりだが、ネットとスマホに続きデジタルとAI技術進化が著しい今日は更なる激変に晒されるのは確実だ。温故知新のためにも読んでおくべき本だろう。2026/02/25
templecity
11
本書は、ラジオの誕生から現代のネットメディアまで、日本の放送がどのように変化してきたかを丁寧に描いている。 戦前の放送は政府による統制が強く、国民を動員するための宣伝装置として利用された。終戦時の玉音放送は、国民が初めて天皇の肉声を聞いた歴史的瞬間であり、放送が社会に与える影響力の大きさを象徴している。戦後はGHQのウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの一環として、放送内容に厳しい検閲が課された。(続きあり)2026/02/22
TI
6
ラジオからテレビにかけての話。この業界の未来はあかるくないかも。2026/02/24
Yosuke Hosomi
2
政治との関係、新技術、スキャンダルまで、日本におけるテレビ、ラジオの歴史を、200ページあまりの中にコンパクトにまとめている。最近では旧ジャニーズや吉本関連まで含む。放送史は分厚いものが多い中、入門書としては最適に思った。戦時下ラジオ史と民放ネットワーク関係も充実していればなお良かった。2025/12/21




