集英社文庫<br> 令和反逆六法

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集英社文庫
令和反逆六法

  • 著者名:新川帆立【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 集英社(2025/12発売)
  • 冬の読書を楽しもう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~1/25)
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  • ISBN:9784087448306

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内容説明

礼和四年、人権ならぬ“命権”擁護の時代。人気の配信猫が、雇用しているボノボを訴えた。ボノボの弁護を引き受けたぼくには、心の奥底に秘めたる欲望が……(「動物裁判」)。例和三年、賭け麻雀が合法に。接待麻雀士の塔子は、高官との対局の大一番、思わぬ窮地に立たされて……(「接待麻雀士」)。おかしいのは法律? それとも人間? 架空の法律が制定された六つのパラレル・レイワが、現行法と現実世界にサイドキック! この世の歪みを炙り出す!! 痛烈で愉快で洗練された、仕掛けだらけのリーガルSF短編集。 (『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』改題)

目次

一.動物裁判
二.自家醸造の女
三.シレーナの大冒険
四.健康なまま死んでくれ
五.最後のYUKICHI
六.接待麻雀士

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mayu

27
6つの架空のレイワの時代の架空法律を描いた短編集。人間以外の動物に『命権』を与えて人間と平等にする『動物裁判』が印象的だった。平等になったら…そうなるよね、怖っとなる。通販会社の倉庫で働く人達の話『健康なまま死んでくれ』はもはや今の時代でも同じ事になるのではとゾッとする。現金を持つものが悪とされる法律のある世界もどこかリアル。どれも苦さが残るブラックな感じ。ディストピアな世界観も好きだから楽しめたけど、著者にそういうイメージがなかったから意外だった。さまざまな種類の架空世界が飽きさせない一冊だった。2025/11/28

よっち

25
6つのパラレル・レイワで成立した6つの架空法律と、それに振り回される人々の困惑と抵抗を描いた連作短編集。動物福祉法と裁判でボノボを弁護する弁護士、どぶろく通達で家庭の味で自家醸造をさせられる女、南極議定書と南極に住む者たち、労働者保護法で変容する労働環境、電子通貨法により現金がなくなりつつある世界、健雀法による賭け麻雀合法化と接待麻雀。法律の成立により社会が大きく変わっても、うまく適合できない不器用な人たちもいて、抗うしかない立場に追い込まれてゆく姿と皮肉にも思えるそれぞれの結末がなかなか効いていました。2025/11/24

淡紅

11
礼和、麗和、冷和、隷和、零和、例和。それぞれのレイワで制定された法律は、ここ令和よりほんの少しだけ何かが行き過ぎたパラレルワールド。風刺が効いてる。「帆立、天才」。「最後のYUKICHI」は良い意味で筒井康隆を思い出させる。特に最後の1行でやられた。今朝、利上げのニュースで映った建物を見て家族と笑った。なんて素敵な本。酒造りも、麻雀接待士も、根が真面目で人付き合いに不器用な女。自分との共通点はそんなざっくりしたことなのに、何かを言い当てられたような、そわそわ落ち着かなくさせる。こういう本は私に危険。逃げろ2025/12/19

アヤ

6
法律に秀でているからこそ書ける小説か。エッジが効きすぎていて、面白い。あり得ない法律ばかりよく思いつくと感心するが、あり得ないこともないかもしれないくらい。労働者保護法はあり得そう。こういう会社体質、あるあるだよね。2025/11/30

DI

4
新川帆立さんが弁護士としての経験を活かして、架空の法律をもとにした6編の短編集。それぞれの法律を一編一編のタイトルとしているが、将来的にはこんな法律を作ってしまいそうと思ってしまうほどリアルな法律です。それぞれの法律に贖って頑張る各編の主人公たち。特に第6編の接待麻雀士の女性が個人的には良かったです。2026/01/22

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