内容説明
焼いていないのに「焼きそば」?
焼きそば史上、最大の謎に挑む。
カップ麺市場で醤油ラーメン以上の人気を誇るカップ焼きそば。食べ比べるとそれぞれに特徴的な味だが、そこには各社の熱意と創意、熾烈なシェア争いの軌跡が刻まれていた! 高度経済成長の終焉とともに埼玉県のとある中堅メーカーの起死回生の一手として誕生したカップ焼きそばは、その後半世紀にわたり日本人の食文化を形作っていく。U.F.O.、ペヤング、ごつ盛り……もうひとつの「国民食」の歴史に迫る無二の書。『ソース焼きそばの謎』『あんかけ焼きそばの謎』と続いた三部作、ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
155
カップ焼きそばは頻繁に食べないので、これほど熱く複雑な歴史をあるとは想像もしていなかった。発売した企業の経営者や担当者のこだわりが製品の独自性を左右し、CMや内容に工夫を重ねてブランドを築き、一時は売れても油断すれば即座に消えてしまうなど、ラーメンに劣らぬ弱肉強食の競争が展開されていたのだ。また地域ごとに好みの銘柄が大きく異なり、コンビニで売られていない大ヒット商品があったりと食品産業ならではの話題が面白かった。レストランの高級料理でなく、こうしたB級日常食こそ国民文化を形成する基本なのだと思ってしまう。2026/02/27
けんとまん1007
68
まず、読んでいて楽しいし、「そうなんだなあ~」と思うことが多い。確かに、焼いていないのに焼きそば。一昨年から山行を再開して、カップ麺を携行することが増えた。ただ、湯切りのことがあるので、焼きそばタイプは無しだが、考えれるかも・・と思う。いくつもメーカーや製品があり、それぞれの特徴だけでなく、そこにあるこだわりや思考・価値観が興味深い。なんだか一つ食べたくなってきた・・・が、迷うだろうなあ。2026/04/17
はっせー
53
本書は焼きそば三部作の最後に当たる作品。過去作は『ソース焼きそばの謎』・『あんかけ焼きそばの謎』。本書はカップ焼きそばの誕生からベストヒット商品・大手が登場する歴史を綿密に描いている。インスタントラーメンとカップ焼きそばを比べた時に大きな違いがある。カップ焼きそばは1つの製品を食べ続けるという点。確かに言われてみればインスタントラーメンは新商品や好きな商品が何個もあり、1種類をずっと食べない。しかしカップ焼きそばは、1種類多くても2種類しか食べない。新しい視点を手に入れた気がする!2025/12/23
よっち
31
カップ麺市場で醤油ラーメン以上の人気を誇るカップ焼きそば。もうひとつの「国民食」の歴史に迫る1冊。世界初のカップ焼きそば「エビスカップ焼きそば」とはどんな商品だったのか。角型容器で市場を席巻したペヤングが、打倒ペヤングで生まれたU.F.O.、潜在的なニーズを顕在化させたスーパーカップ大盛りいか焼きそば、袋麺の王者が出したオタフクソース焼きそば、コンビニでは売っていないごつ盛りなど、「湯切りいらず」から「ホントに焼いた」といった各社の熱意と創意、熾烈なシェア争いの軌跡が刻まれていてなかなか面白かったですね。2026/02/02
ようはん
27
焼きそばの歴史シリーズではこのカップ焼きそばが最も馴染み深いといえる内容。東のペヤングと西の日清UFOの二代巨頭の誕生と攻防の歴史、それに割って入る形の明星一平ちゃんの登場や、じわじわと台頭していったマルちゃんごつ盛りソース焼きそばの話等が面白い。しかしスーパーカップ大盛りいか焼きそばはボリューム含めて好きであった為に販売終了が辛い2026/09/05
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