内容説明
小説の向こうに絵が見える! 美しき水墨画の世界を描いた物語
水墨画とは、筆先から生み出される「線」の芸術。
描くのは「命」。
20万部を超えたメフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』に続く、水墨画エンターテイメント第二弾!
主人公・青山霜介が、ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年が経った。
大学3年生になった霜介は水墨画家として成長を遂げる一方、進路に悩んでいた。
卒業後、水墨の世界で生きるのか、それとも別の生き方を見つけるのか。
優柔不断な霜介とは対照的に、千瑛は「水墨画界の若き至宝」として活躍を続けていた。
千瑛を横目に、次の一歩が踏み出せず、新たな表現も見つけられない現状に焦りを募らせていく霜介。
そんな折、体調不良の兄弟子・西濱湖峰に代わり、霜介が小学一年生を相手に水墨画を教えることになる。
子供たちとの出会いを通じて、向き合う自分の過去と未来。
そして、師匠・篠田湖山が霜介に託した「あるもの」とはーー。
墨一色に無限の色彩を映し出す水墨画を通して、霜介の葛藤と成長を描く、感動必至の青春小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年。大学3年生になった青山霜介が卒業後、水墨の世界で生きるのかそれとも別の生き方を見つけるのか思い悩む第2弾。水墨画界の若き至宝として活躍する千瑛に対し、優柔不断で抜擢された機会でも失敗して、新たな表現も見つけられない現状に焦りを募らせる霜介。行き詰まる状況で、兄弟子に代わり教えることになった小学生相手の水墨画で繋がる思わぬ縁があって、師匠・篠田湖山が霜介に託されたものもあって、たくさんの人との関わり合いから大切なことを見出してゆく展開には心揺さぶられました。2025/12/12
ソラ
5
【読了】B+ 続編ではあるものの、前作を知らなくてもしっかり引き込まれる(実際前作のことは良かったということ以外は結構忘れてしまっていたので)。文章力のなせるところなのかなと。登場人物も良い。2025/12/28
TOMTOM
4
読み始めて感じたのは、主人公が水底から水面の光をみつめ、自分から発する気泡が上へ上へと浮かんでいくイメージで、最初はそれがものすごく苦しくてもがくのだけれど、段々とその水底にいることが心地よく感じていて、で、その水底はどこなんだろうと読み進めたらああ、湖だったんだと。想像力が足りないので描かれている絵のイメージはおぼろげだけれど、大切なのはそうでないとも語りかけてくれている。優しい人たちばかりの優しい物語でした。2025/12/23
くに
4
映画化もされた「線は、僕を描く」の続編。水墨画という馴染みのない題材にも関わらず、絵が浮かんでくるのは流石の文章力で、著者自身が水墨画家と知り納得した。会話よりも主人公の内面や水墨画の描写が多いため、人によっては読みづらいと感じるかも。【84点】2025/12/22
らっしー
1
◎2025/10/31




