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内容説明
資本主義と技術が五感を作り替えた! デパート、新素材、VRまで、我々の身体と世界の“感じ方”はどのように商品化されたのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
読書一郎
9
われわれの感覚「心地よいと感じる音」「よい匂い、不快な匂い」等々は、時代背景や文化によって「作られている」と主張する本です。切り口はすごくおもしろそうなのですが、実際の中身は、割にありきたりの消費社会論、資本主義批判みたいな感じでした。もう少し歴史学のアプローチがほしかったなあ…と思います。若い著者なので今後に期待、かもしれません。2026/01/09
駒場
2
なんとなく感覚(快・不快)って普遍的と思われがちだが、生物学的な感覚器官の働きが同一でも、認識や意味付けは変わるという話。そして感覚と一口に言っても、西洋では視覚が知性と結びつく感覚として優位性が強調されたり(資格中心主義)、と感覚そのものに対する認識も普遍的ではない。感覚というものを生物学的にだけでなく、人種やジェンダーの視点も含め様々なかたちで研究するということがあることを知った。匂いは他者性や劣等性、支配の象徴として使われてきた話とかね、『パラサイト』じゃん!2026/01/03
かい
1
「感覚」って生来的なものにも思えるけど、社会や時代の規範、文化によって形作られていくものなのだねっていう。すべてがパッケージ化されていく世の中は、画一的だと言われつつも便利で楽でもあるからね。2026/01/11
9090
1
「なぜプラスチックを清潔に感じるか」という副題に惹かれて手に取った。感覚とは人類そのものの歴史を知ることとほぼ同じで、いかに人が感覚によって行動しているかが分かった。特にVRについては、身体と感覚とが離れ、感覚史への新たな影響の可能性が論じられていたが、モノやコトで溢れる今日では、感覚だけでなく人格や内面的な部分にも大きな影響があると感じた。とても面白かった。2026/01/08
鱈等
0
4章の透明性の話がおもしろかった。1920-30年代ヨーロッパのホモソーシャルにおいて、セロハンの保護性、透明性、清潔性はしばしば女性性と結びつけられてきた。"セロハンに包まれた女性の裸体"という観念が男性に識られたのはこの頃からだったのか。マン・レイをその文脈上に位置づけるのも新鮮だった。7章の最後で紹介されていた『CARNE y ARENA』のトレーラーがYouTubeに上げられていたのだが、なかなか重要な作品に思えたので機会があれば体験してみたい。あとベンヤミンも大事。2026/01/08
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