平凡社新書<br> 感覚史入門 なぜプラスチックを「清潔」に感じるのか

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平凡社新書
感覚史入門 なぜプラスチックを「清潔」に感じるのか

  • 著者名:久野愛
  • 価格 ¥1,089(本体¥990)
  • 平凡社(2025/12発売)
  • 春分の日の三連休!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/22)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582860962

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内容説明

資本主義と技術が五感を作り替えた! デパート、新素材、VRまで、我々の身体と世界の“感じ方”はどのように商品化されたのか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

jackbdc

10
感覚史=感覚+社会学+歴史という解釈を人文的につらつらと綴るエッセイ風。タイトルの話題だって極少で、内容は著者の関心で横道に逸れまくるのだが、陰翳礼讃のように感覚のエモさを深耕する作業は愉しいが体系化には馴染まないのかな。印象に残ったのはパノラマ。横に広い写真の意味かと思っていたが、18-19世紀に実在したエンタメ施設を基にした言葉だったとは知らなかった。パノラマからジオラマが生まれサイクロラマ、そしてVRという資格メディアの系譜は現代のエンタメ装置産業、博物館や万博との連なりを感じられて感慨深かった。2026/03/07

読書一郎

10
われわれの感覚「心地よいと感じる音」「よい匂い、不快な匂い」等々は、時代背景や文化によって「作られている」と主張する本です。切り口はすごくおもしろそうなのですが、実際の中身は、割にありきたりの消費社会論、資本主義批判みたいな感じでした。もう少し歴史学のアプローチがほしかったなあ…と思います。若い著者なので今後に期待、かもしれません。2026/01/09

pppともろー

7
個人的な感覚も実は歴史的・文化的に作られ、政治的・支配的なツールとしても使われてきた。感覚をどのように認識するか。とても面白い。2026/02/18

駒場

7
なんとなく感覚(快・不快)って普遍的と思われがちだが、生物学的な感覚器官の働きが同一でも、認識や意味付けは変わるという話。そして感覚と一口に言っても、西洋では視覚が知性と結びつく感覚として優位性が強調されたり(資格中心主義)、と感覚そのものに対する認識も普遍的ではない。感覚というものを生物学的にだけでなく、人種やジェンダーの視点も含め様々なかたちで研究するということがあることを知った。匂いは他者性や劣等性、支配の象徴として使われてきた話とかね、『パラサイト』じゃん!2026/01/03

uchiyama

6
こういう新書の入門書を読んでいて思うのは、さくっと読める(ことが目指されているんだろう)からこそ、なるほどそうだろうな、ということの確認にすぎなくなってしまい、それこそ、新しい知覚や認識の変容にはつながらず、読む喜びが薄い、ということです。この少ない頁数で、専門分野について概括するんだから、仕方のないことなんだろうけれど。(副書名からは逸脱するほどの広範囲なテーマなので、余計に。)やっぱり、引っ掛かりや分からないことだらけであっても、新たに問いを生み出して分析するものの方が読む愉しみはあるなと思いました。2026/03/09

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