街の本屋は誰に殺されているのか?

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街の本屋は誰に殺されているのか?

  • ISBN:9784910017846

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内容説明

本書は、日本で街の本屋が急速に消えている理由を探る。戦後の出版界は再販・委託制度などに守られ発展したが、構造を変えられず衰退。1996年に2万5000店あった本屋は2023年に7000店を下回った。他国では維持・微増しているのに日本だけが急減している。読書離れではなく雑誌市場の崩壊と構造的問題が要因である。本書は歴史的背景と海外比較、現場の成功事例を通じて出版界の制度疲労を明らかにし、本屋を文化と知の拠点として再定義、未来に残す意義を問い直す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kanonlicht

56
ここ20年の間に日本全国で本屋の数が半減した理由を、書籍の価格を店が自由に決められない「再販制度」や取次を介した「委託制度」など、古い慣習から脱却できない業界の体質にあると主張する。海外の取り組みや出版業界の新しい取り組みなども紹介されているけれど、どれも消費者の視点が置き去りにされている気がしてイマイチ響かないんだよなー。実際、本屋を欲しているのは我々世代までで、環境やコストを考えると将来的にデジタルへの移行は避けられないと思う。そのとき逆に紙の本や本屋の価値が再定義されるような気がしないでもない。2026/01/27

kubottar

28
本質が書かれてないと感じました。なぜ書店が減少したのか?それは雑誌の売上が書籍を下回るくらい売れなくなったからです。逆にいえば今までの書店の興隆は雑誌の売上のおかげです。96年のジャンプ600万部突破までは書店も増えてましたが、雑誌が落ちていくのと比例して書店も減っていきます。つまり、雑誌が死んだ今、書店は本物の本好きだけが行く場所になってしまったんです。そしていつの時代も本物は少ない。だから書店数が減ることは逆にいいことだと思ってます。文学が復活する土台が出来始めてる。そんな予感がします。2025/12/15

えすてい

16
ちょうど三年前、自他共に認める「尖った品揃え」で熱心なファンに支えられた名物書店が閉店した。アニメ・理工系・PCなどに特化した店づくりだったが、「尖った品揃え」は書店経営には何も助け舟にならないことを意味した。即ち、著者が終始口酸っぱく指摘する出版物の流通・販売システムにがんじがらめである以上、店内の売り場を「尖った」本や雑誌で揃えても何の抵抗にもならなかったのだ。この書店はグループ内他店に一部商品が継承されたが成年向けは継承されなかった。程なく居抜きで入ったのは全国大手リサイクル店。虚しい最後だった。2026/01/28

金吾庄左ェ門

10
フランスの反Amazon法や何がしかの優遇政策には断固反対ですが、取次制度や再販制度の廃止には賛成します。図書館は有料化すればいいのです。それとKADOKAWAの直接取引が紹介されていましたが、これは『本の雑誌』の黒い座談会で批判されていたやつではないですかね。私個人の意見は本屋はエロ本を置けです。老人・女性・子供は三悪として男性客に配慮した店づくりこそ必要だと思っています。何十年後かに、紙芝居屋のごとく「昔はお金払って紙の本を買って読んでいたんだよ~」「今はネットでタダの時代だよね~」とならないために。2025/11/08

decomo

7
なるほどなぁー変われないからこうなったのかー 地方の30万都市だけど 本屋は大型書店2件のみ 所謂地元の本屋はもうなくなってしまいましたよ 確かに昔の本屋ってもう少し面白かったなぁ 江別市の蔦屋書店はその点 すっごく楽しいです あんな感じの小さい本屋さんあればいいのに 古本屋も近所のはなくなったのよねー 結局図書館行ってしまう2026/02/04

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