仏教の底力――現代に求められる社会的役割

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仏教の底力――現代に求められる社会的役割

  • ISBN:9784750350349

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内容説明

高齢化、過疎化、核家族化、都市への人口流出、そして後継者の不在などにより、2040年までに仏教寺院を含め35%の宗教法人が消えてなくなるといわれている。岐路に立たされている日本仏教だが、決して人心が仏教自体から離れているわけではない。今の時代に要請されている仏教者像とは、そして仏教の社会的役割はどのようなものなのかを3名の専門家へのインタビューを通して捉え直し、今後の日本仏教の活性化への道を探る。

目次

はじめに
第一章 今、仏教に期待されるもの
一 現代仏教の歴史的位置とは[島薗進]
二 三・一一が仏教の再認識を促した[島薗進]
〈視点〉日本のナイチンゲール、瓜生岩[大菅俊幸]
第二章 「人生一〇〇年時代」と仏教――日本仏教の現状
一 「人生一〇〇年時代」とは何か[川又俊則]
二 宗勢調査から見えてきたもの[川又俊則]
〈視点〉「居場所・つながり・役割」と「生きがい」[大菅俊幸]
第三章 僧侶――死と生に寄り添う存在――これからの僧侶とは①
一 これからの僧侶像とスピリチュアリティ――臨床宗教師が問いかけるもの[島薗進]
二 僧侶にはコミュニケーション能力が必要[前田伸子]
〈視点〉人間は死んで終わりではない――岡部医師の願い[大菅俊幸]
第四章 時代に呼応する仏教者――これからの僧侶とは②
一 次世代教化システムの構築へ[川又俊則]
二 僧侶の役割を現代社会から捉え直す[島薗進]
〈視点〉社会課題に向き合う僧侶たち[大菅俊幸]
第五章 「共生社会」と寺院の可能性――これからの寺院とは
一 「地域社会」が一つの鍵である[島薗進]
二 ソーシャル・キャピタルとしてのお寺[川又俊則]
三 お寺と大学と地域の連携[前田伸子]
〈視点〉「生き心地」の良い地域づくり――「共生社会」のヒント[大菅俊幸]
第六章 社会の苦悩に向き合う――これから求められる仏教の役割とは
一 シャンティは仏教の現代的表現なのか[島薗進]
二 世界的視野で慈悲の社会化を[島薗進]
〈視点〉生きた文殊に出会う旅――有馬実成と普遍思想[大菅俊幸]
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Hisashi Tokunaga

1
寺社が地域貢献あるいは地域生涯学習へどのような試みを探っているか知りたく読んだ。寺社は地域の歴史変遷を知悉しており、場として深淵な雰囲気に満ちている。寺社は檀家のため、葬儀法事のための場から在家との協働を指向していることがわかった。寺は今、檀家の減少、檀家の構成員としての「家」の変化(少子化、高齢化、在地からの流出移転など)、後継者不足、消滅の可能性、寺社格差などの問題。そこから後継者育成システムの構築、ソーシャルキャピタルとしての地域の人への寄り添い、臨床宗教師への志向、場として避難所や子ども食堂など。2022/01/20

Go Extreme

0
人口減少→檀家制度の長所と短所 東日本大捉災:僧侶や寺院のあり方再認識 人生100年時代と仏教:寺院格差・後継者の問題・檀家数の減少 僧侶:死と生に寄り添う存在 臨床宗教師 時代に呼応する仏教者 僧侶育成:次世代教化システム 布教・強化<苦悩やニーズに対応 極点社会:地方から大都市圏への人口流出 何度か転職を重ねて80歳まで働く生き方 スピリチュアルケア・最期の場面は宗教者の領域 仏教の社会倫理 共感都市・共感の倫理 日本のお寺:9割方が1400年代から1600年代に建立 人物本位主義 福祉思想の空洞化2020/10/20

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