角川書店単行本<br> グロリアソサエテ

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角川書店単行本
グロリアソサエテ

  • 著者名:朝井まかて【著者】
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • KADOKAWA(2025/12発売)
  • ポイント 21pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041150900

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内容説明

大正十三年、宗教哲学者の柳宗悦が住む京都の家で女中奉公をはじめた少女サチ。ある日、河井寛次郎という陶芸家が柳家に来訪する。英国帰りの陶芸家・濱田庄司も同席し、男たちはすぐに意気投合した。彼らは共に小道具市を巡り、「下手物」すなわち日用の品に自由な美を見出し、それらを「民藝」と名付けた。薄汚れた古布や、埃にまみれた陶磁器に感嘆し、その美を世に提唱する三人の姿に驚かされるサチ。佳き品々に満ちた柳家での暮らしと、美を愛する人々との出会いを経て、彼女自身もやがて「民藝」に魅せられていく。百年前の京都で、新たな美「民藝」の世界を切り開いた人々の情熱と輝きの日々を描く歴史長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

156
女中奉公を始めたさち目線で物語は進む。民衆的工芸··用の美。私達の日常に在る生活美をあらためて思う。まかてさんの真骨頂を感じる本作。タイトルからして何❓️興が乗らなきゃリタイアかと思った私を恥じる次第。京都や柳家の暮らしを、ねいや·さちの思考や言動に同化して最後まで読んだ。特別な事は無い。だから安心して没頭出来る。日々の暮らしのなかにある何気なさを、私自身見直すきっかけになる気がした。ラストがまた好いんだなぁ。2026/01/10

星群

80
勉強不足で、彼ら3人のこと知りませんでした。読み終わった後、Wikipediaで3人と兼子さんを調べました。この一冊が〝民藝〟の世界を知るきっかけとなりました。〝ねえや〟のサチの視点で日々が巡る丁寧な暮らしが心地よかったです。ばあやが私的には楽しい人でした。口にお寿司を詰め込んで頬ばるリスみたいな姿を可愛いと思いました。2026/03/29

ゆみねこ

79
大正13年、柳宗悦の京都の家で女中奉公をはじめたサチ。東京で暮らしていたころ「白樺」を読み幾度も目にした『柳宗悦』の家とは気づかず驚きから始まったその日常。審美眼は素晴らしいが経済には無頓着な宗悦、声楽家として子育てをしながら柳を支える兼子夫人。陶芸家の河井寛次郎や濱田庄司。サチの目を通して語られる柳家の出来ごと。少し冗長に感じたが、最後にサチの出自が明らかになり、とても良い読み心地で読了。サチが幸せになれたら良いな。2026/01/25

pohcho

70
民藝運動で有名な柳宗悦とその仲間たちを、柳家の女中・サチの目線で描いた物語。宗悦氏のことはよく知らないけど、なんとなく好感を持っていたのに、この小説を読んでちょっと(いやかなり笑)嫌いになった。理想高くやっていることは素晴らしいけど、自分勝手でひどい癇癪持ちで家計はいつも火の車。声楽家である妻の兼子さんは本当によく我慢されたなあと(結局別れなかったので、魅力ある人なんだろうけど)たくさん出てくる食べ物がどれも美味しそうで、暗くなりがちな話を明るくしてくれた。サチには幸福になってほしい。2026/01/28

天の川

68
柳宗悦の家の女中サチを通して見る京都時代の民藝運動。柳の著作の題字にあった「ぐろりあ・そさえて刊」をサチが”輝ける仲間たち”と解釈するが(実際は出版社名)、柳宗悦・河井寛次郎・濱田庄司らが日常の雑器に美を見出す才は正に。しかし、全国から買い集める膨大な雑器、多彩な活動に必要な財源は、柳の妻で声楽家の兼子が支えていた。天性の明るさで、家庭も仕事も全てを手放すことなくやり切る兼子にとても興味を持った。女中サチ目線は客観的ではあるものの、彼女が知り得ることには限界があるので、兼子目線で書いてほしかったなあと→2025/12/29

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