内容説明
○幾原邦彦(アニメ監督 代表作『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』など)激賞!
きっと何者にもなれないモラトリアムたちの明日はどっちだ?
これは僕たちの生きる世界と、その生存戦略についての物語だ。
スシが僕たちのことなら、スタンドバイミーは、ここから始まる。
モラトリアムは電気マグロの夢を見るか?
――「すし」になりたい、さもなくば何にもなりたくない。
時は2020年3月。
東大に落ちた女子高生・サッチャーの元に届いたのは、「西東京すし養成大学」の合格通知。
藁にもすがる思いで赴いた怪しい説明会には、同じく合格通知を受け取った親友3人の姿が。
入学オリエンテーション「シャリ化」の洗礼を受けた4人の少女達は、
すし大学の講義を受けるうちに、水中呼吸を会得したり、
手の平からワサビが出るようになったり、だんだんと「人間離れ」をしていく。
未来にも社会にも背を向けて、負け犬になりたくないから「すし」になる。
――でも、本当にそれでいいの?
大人と子供の狭間でもがく少女たちが選ぶ未来とは。
異色の不条理青春ラプソディ、爆誕!
【目 次】
1 オリエンテーション:シャリ
2 実技試験:ネタ
3 中間試験:ガリ
4 プレゼン課題:サビ
5 最終試験:握り
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
143
タイトルに魅かれて読みました。須藤 アンナ、初読です。 本書は、不条理シュールな青春譚でした。東大文一と西東京すし養成大学のギャップが激し過ぎます(笑) 無事人間を卒業した場合の未来が気になります🍣🍣🍣 https://www.chuko.co.jp/tanko/2025/12/005974.html2026/01/13
信兵衛
24
バラバラだった相川一家の再構築、志望校に合格した同級生との会話から、サッチャーたちが新しいスタートに向かっていく処が嬉しい。 前半こそ途方に暮れた気分でしたが、後半は予想外の面白さ。 須藤アンナさん、読者を翻弄してくれますなぁ。(笑)2026/01/09
きあら
22
東大に落ちた日、自宅に帰ると西東京すし養成大学からの合格通知が届いていた。というぶっ飛んだ状況から始まる。すしの養成?すし職人の養成でなく?、と思いながら読み進めると、やっぱりすしを養成する学校。破茶滅茶だけど、高校卒業の悩める4人の青春って感じで楽しかった。2026/02/23
スイ
22
強烈なタイトルと表紙で手に取った。 『グッナイ・ナタリー・クローバー』の作者さんじゃないかー! 包んでいる皮は摩訶不思議トンデモ世界なのだけども、その中にあるのは真摯に描かれるモラトリアムと家族で、じんわり沁みてくる。 読後感も良かった。2026/01/28
練りようかん
18
タイトルが良い。序盤は何どうしちゃったのと疑問が興味に変わり、これはザムザなのかと引き込まれた。高校卒業シーズンのモラトリアム期間。何者かになりたいけど何者にもなれる気がしない、アイデンティティの欲求と自己肯定の問題を抱える主人公。思考は深く沈んでいる。でも魚と一緒に泳げてるよ!何かがすり減ってるけど前進してる感覚描写、ぶっ飛んでる学長の過剰なポジパワーと親友4人組の団結掛け声が推進力となって、おかしみの世界観にずぶずぶと浸った。機能不全家族に変化が起こり、苦手だった中学会長との場面に胸熱。面白かった!2026/02/15
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