内容説明
皇族が住まう宮殿で、元騎士団長テッサに酷似した亡骸が発見された。
しかしレミナを除く騎士団の誰もが、テッサを覚えてはいなかった。
テッサの記憶が神国中から消え去ったなか、レミナはただひとり、その真相を追い始める。
そしてもう一人、テッサのことを覚えている者がいた。
それは、かつて彼女を死の淵へと追い詰めた罪人・シマリク。彼女は協力してもいいと告げるが、その対価として独房からの解放を要求する。
「さあ、テッサのいない世界を、私にも見せて」
――これは英雄を失った世界で生きる、残された罪人の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
皇族が住まう宮殿で発見された元騎士団長テッサに酷似した亡骸。テッサの記憶が神国中から消え去ったなか、レミナはただひとりその真相を追い始める第2弾。誰もがテッサを覚えてはいない中、テッサのことを覚えていた彼女を死の淵へと追い詰めた罪人。協力の対価として独房からの解放を要求する彼女の言葉には喪失だけでなく、狂気や葛藤、執着といった想いも浮き彫りになっていきましたけど、まさか記憶の喪失があんなことに繋がっているとは思いませんでした…。何とも運命めいたその結末には何らかの意味があるのか、血筋も関係あるんですかね。2026/01/05
ほたる
9
続きがあるとは思わず何をやるのかと思ったら、「記憶」を使って再びの「死」を描いてくるとは。界律騎士団の団員たちの華麗さは前巻から引き続き伝わってくる。ひとりの少女が成し遂げられなかったその想いはどこから来たものだったのか。真相はいかに。2025/12/13
鰹よろし
1
最初にざっとあらすじやキャラ紹介が欲しかった(切実)とは思いつつ、朧気な正直続編が出るまで思い出しもしなかった、断片的な記憶を辿りながらぽつぽつといやボコボコとある空白に惑いながら為される彼女たちへのアプローチは劇中の事態への同期とも言えるなと開き直る。経験や知識を後世に伝えるべく書に記し儀式というカタチに落とし込んできた歴史。形式と本質の断絶に孕む危険性を以てその人その誰かに対し綴られる思慕に涙が滲んだよ。どの口が言うのか、前巻とセットでニコイチで評価したい作品。2025/12/15
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