内容説明
ある理由で高校を退学し、母と二人で田舎に引っ越してきた梓未(あずみ)。母が営む花屋を手伝っていたが、ある時、家の裏に紫陽花や桜、桔梗、牡丹など、咲く季節が違うはずの花々が咲き乱れる不思議な花畑を見つける。花畑の主である女性“ひい”と出会い、仲良くなった梓未は、美しい花と自分が持っていたものを交換してもらうようになるが、次第にひいの態度が変わっていき……。「本当に嫌いなものは何か」「本当に好きなものは何か」「本当に大切なものは何か」を問う、不思議で美しい物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
RRR
5
書店に立ち寄った時に、惹かれた作品。 交換ごっこに潜む秘密、それはーー。 かなりホラー入っているな、と背筋がゾクゾクしたと思ったのもつかの間、その裏に隠された真実に、涙が止まりませんでした。彼女が気付けて良かった。そして、本当の気持ちに気付いてよかった。ある意味、再生人間ドラマかな。読み応えがありました。2026/01/07
ムートン
3
話自体も、話の展開も不思議な話。ホラー要素を含んだ大人の童話とでもいえばいいのだろうか。最初のうちは、物語がどこに行くのかよくわからなかったけど、桜の話くらいから急にゾワゾワして、以降は一気読み。2025/12/29
芦屋和音
2
16歳の梓未は母と二人で田舎に越してくる。屋根裏部屋から梯子を下ろして踏み入れた不思議な花畑で、「ひい」という女性に出会うが……。梓未の嫌いなものと花を交換しようとするひい。本当に嫌いなものって何?この世界は深層心理を現しているのか何なのか、花畑にのみ込まれるように一気読み。「人間はいつだって、とんでもないことをしでかしながら生きている」。表紙(裏も)が素敵すぎる🌼2025/12/30




