内容説明
北鎌倉。縁切寺として名高い東衛寺の門前に、松岡法律事務所はある。住職の娘で、離婚専門弁護士の松岡紬のもとに、今日も依頼人が駆け込んでくる。浮気・モラハラ・熟年離婚・財産分与・親権争い――「離婚したい!」その瞬間から始まる法律と人生の現実問題(リアル)。あなたの心とお財布をまもりつつ、上手に縁を切る方法、教えます。前を向く元気をもらえる、リーガルドラマ。『縁切り上等!』改題。(解説・中江有里)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
66
鎌倉の有名な縁切り寺の向かいに離婚専門の弁護士事務所を構えたのは美人弁護士の松岡紬。縁切り寺は彼女の実家で、かつて住職だった父は女房に逃げられた過去がある。その紬の事務所に持ち込まれるのはモラハラ離婚、熟年離婚、同性婚離婚などで、前に読んだ新川さんの『先祖探偵』と同じような構成でサクサクと読了。恋愛に興味なし、結婚は意味不明、縁切り上等!という離婚弁護士紬のキャラもユニークで面白かった。2026/10/04
よっち
30
縁切寺の近くに離婚専門の律事務所を構える弁護士・松岡紬。離婚相談に来た相手に最良の離婚を提案するリーガル小説。住職の娘でもある紬が、夫のモラハラと浮気を相談しに来た聡美を事務員に採用して、行方不明の妻捜索を依頼された腐れ縁の専属探偵や、父・玄太郎が紹介する元妻の友人、入籍していない同性婚の離婚協議、休職を理由に養育費減額を目論む聡美の元夫に向き合う展開で、可愛いけれど方向音痴で天然の彼女を支える周囲の人々の視点も交えながら、依頼人に真摯に寄り添って問題を解決していく紬の頑張りを応援したくなる物語でしたね。2025/12/23
らび
27
鎌倉の縁切寺に離婚専門弁護士松岡紬が事務所を構える、構図的になんかピッタリ?夫婦間の様々なトラブルはそれぞれに背景が違うので1つの案件でも幾通りのやりようがあって法律をわきまえない身としては「へえ~こんなのもあるんだ!」と驚いたのが義母からも取れるって、状況に応じて禁じ手だって使います。DVモラハラあれど割と軽めの作品に仕上がっていて面白かった半面、紬のキャラがいまいちつかめなかった。10年後くらいの成熟した彼女の仕事ぶりが見たい(読みたい)2026/05/27
きさらぎ
21
縁切寺の娘が離婚専門弁護士をしているーーー設定だけで面白そう!美人で頭がよくてモテるはずの紬が、実は恋愛できない体質なのには理由があるのだが、そこまで?とは思う。(現実味は薄い)人が離婚したいのにはいろんな理由があるし、いろんなパターンがあるんだな。聡美の夫はクズ中のクズ!義母に一時金を出させることができるなんて初めて知ったが、この場合、そこまでやる!?依頼人の利のためにあえて冷酷に対応してるのかもしれない。でも義母の事情を思うとちと複雑。あと、同性カップルの11歳の子供が物分かりよすぎてびっくり。2026/07/13
りゅうのすけ
19
新川帆立さんらしい女性視点でしっかり描かれている物語でした。ご本職なのでお得意の分野ですよね。離婚したい女性たちのためにちょっと変わった女性弁護士さんと相棒の探偵さん、お父さんとの掛け合いも楽しかったです。続編はあるのかなぁ…?2026/03/09




