内容説明
猟区管理官ジョー・ピケットは、隣の地区の猟区管理官から、ドローンがミュールジカの群れを追い立てている件で協力を要請される。ドローンを使う狩猟は違法だ。情報を集めていくうちに、ドローンの所有者が2年前に東部から来た男で、ジョーの三女ルーシーのボーイフレンドの父親らしいとわかるが、なぜか捜査にFBIが絡んでくる。一方、鷹匠のネイトは、アリゾナ州ナンバーの車に乗ったガン・ケースを持つ男女を目撃し、不穏な予感を抱くが……。ジョー・ピケットVS.冷酷非情な暗殺者チーム! 大人気冒険サスペンス・シリーズ待望の最新作。/解説=吉野仁
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
61
ドローンで群れを追い立てられパニックになったシカが無益に死んでいる。隣地区の猟区管理官からの連絡でジョー・ピケットが調査に乗り出すと、突然FBI特別捜査官から手を引くよう迫られる。まもなく“ウルフパック”と名乗る暗殺集団がネイトの目に留まる。ピケット家の家族ドラマ(ジョーと三女ルーシーとの会話が心和ませる)と活劇が絶妙のバランスで絡み、文庫18作目でも変わらぬ充実ぶりは驚くばかりです。今回はおなじみの人物が犠牲になり、ネイトが結婚してもうすぐ父親になるなど、シリーズの転機を予感させる内容で、次作が楽しみ。2025/12/20
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
20
今回のジョーの敵方は、言えないが、相手に不足なしの巨悪な組織。最近のノワールに必ず出てくるツールなので、おおお!タイムリーと思いながら読んだ。新しいピックアップに乗って嫌な予感しかないが、事件の方でジョーを放っておかないので仕方ない。ネイトの援護の心強さ、メリーベスがどんどん有能になって頼れる役割り。ラストは辛かったとても。暴力の支配する場所、ワイオミング。2026/01/27
わたなべよしお
19
いつもの通り、大変良かった。ラストはなかなかでした。すっきりしたと言ってもいいし、いくら悪人でも、そこまでという気持ちも少し。あと、欲を言えば、ネイトの活躍をもっと読みたかったけどね。それにしてもネイトが結婚して父親に。どうなるんですかねぇ。またまた次作が楽しみです。2026/01/09
しゅー
9
★★★さすがにシリーズも10作目を越えると玉石混交になり、既視感のある展開が増えてくる。最後はネイトが大暴れとか、ジョーが「なんとかなれーッ!!」で切り抜けるとか。あとは敵のスケールが小さかったりとかとか。しかし本作は、緊張感たっぷりの良作であった。ドローンで動物の群れを虐待するならず者を捜査するジョーたち猟区管理官、その捜査を強引に止めようとするFBI、そして目的が見えない謎の殺し屋軍団。最終決戦は、どの勢力とどの勢力の対決になるのか?気の抜けない展開が続く。タイトルと物語のシンクロ率が高いのもイイね。2026/01/29
パカゲニー
8
C.J.ボックスの最新訳は猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ。2019年作品です。 今作では3女のルーシーがあと一ヶ月でハイスクール卒業。 ピケットの隣の地区の管理官がドローンによる鹿被害を受けジョーに協力要請。ネイトとドローンを撃墜する。 しかしFBIが証人保護プログラムによる秘密保持を指示。また地域で不可解な殺人事件が発生。 ジョーとネイトは最後は強烈な暗殺チームの攻撃にさらされ味方に大きな犠牲を払いつつ事態を収束する。 やはり最後は怒濤の流れ。現代のウエスタンを楽しみました。次作が待ち遠しい。2026/01/16
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