内容説明
2015年に刊行された『面接技術の習得法』に補論1「精神分析的精神療法のエビデンスをめぐる個人的経験」と補論2「自殺」,12章に最新のエビデンスを加えた新訂版。
本書では,面接の基本技術について具体的に解説し,患者にとって安心で良質な面接が提供できることを目指す。
たとえば,患者に会う前にどのような準備をしたらよいか?面接が行き詰まってしまったら?面接のときに贈り物を渡されたら?など具体的なシーンについてどうすべきかを解説する。
面接をはじめて行う初学者からあらためて学びたいすべての精神科医,心理士,援助職に贈る。
目次
序 文……成田善弘
新訂版はじめに
初版はじめに
第1章 患者に会う前に
I 精神科面接の三要素
II 診察室の準備を始める
III 治療者の基本的態度
第2章 初めて会う
I 初回面接を始めるまでに起きていること
II 診察を始める
第3章 聴く・分かる・問う
I 聴くこと
II 理解する(分かる)
III 問う
IV 面接の進み方
第4章 面接の終わり
I 各々の面接の終わり
II 面接の終わりの意味
III 理想的ではない面接の終わり
コラム 困難な患者の引き継ぎ
第5章 副作用
I 精神療法の作用と副作用
II 対策の実際
III 治療者の心構え
第6章 沈黙
I 沈黙が生じたときの具体的な介入
II 沈黙を構成する要因
III 沈黙の経過
第7章 贈答
I 医学の中の贈り物
II 臨床場面
III 短い面接の中の贈り物
IV 構造化した精神療法における贈り物
第8章 薬
I 薬物療法における治療者・患者関係
II 心理療法を行う心理士が留意すること/薬物療法を行う精神科医が留意すること
コラム キャンセルや遅刻の対策
第9章 救急医
I 精神療法家と救急医
II 臨床実践
III 精神療法と協力とその後
コラム 「クレーマー」に対する面接技法
第10章 身体疾患患者
I 喪失に対する反応
II 面接の実際
III 医療に対して拒絶・対立する患者との面接
第11章 行き詰まり
I 臨床実践
II 現実的対応
III 心理的対応
第12章 研究
コラム 精神医学の中の精神療法家
補論1 精神分析的精神療法のエビデンスをめぐる個人的経験
I 医学部教員になる
II 精神分析とエビデンス
III エビデンスと臨床実践
IV 未来に向けて
補論2 自殺
I 精神科医と患者の死
II 精神科医になるまで
III 精神科臨床における自殺
初版あとがき
新訂版あとがき
追悼




