内容説明
魔の森開拓に勤しむ領主代行ペイスの元に、レーテシュ伯爵家従士長が不意に来訪した。伯爵領都に異種族“森人”の青年が寄港したというのだ。彼によると、聖国を超えた諸島には伝説と謳われる「特殊なカカオ豆」があるという。矢も盾もたまらず、国王から海外への渡航許可を取り付けると、元水龍の牙傭兵団の団員らを引き連れ、大海原へ!有力部族との交易交渉に成功するが、肝心の豆が生息する島の所在が不明だと聞かされて…?「“お宝”はわたしません!」幻の島を目指していざ、出航!王道スイーツファンタジー第25巻、開幕!書き下ろし新章&コミカライズ試し読み収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
58
おかしな転生㉕南の島でフルーツ狩り編▽[第三十六章]ボンビーノ領で作られた新造船は「ジョセフィーヌ号」これは沈みませんねw南の島に幻のカカオがあると聞いたペイストリーは何をおいても出航するしかない。久しぶりのニルダ姐さんの舵取りで南の島を目指す。マルクの弟が密航してるなど多少のハプニングがありつつも、サーディル諸島の森人、ジュナム族との交易権を得る[第三十六.五章]母上アニエスがエルゼカーリー王妃と面会。癒しの手を美容に使えないかと▽おまけマンガはボンビーノ領海戦の祝勝会、レーテシュ伯結婚発表。巨大亀島。2023/11/06
こも 旧柏バカ一代
25
かドレチェク家の港に遠い国の森人が海を超えてやって来た。カカオの実がどうやら彼等の島にあるらしい。それを交易で定期的に獲得するために、ペイスは森人の居る島へボンビーノ家の最新船、ジョゼフィーネ号で大海原へ旅立つ。臨検あり、密航者ありの大航海を経て森人の島へ赴くと歓迎してはくれたが、交易はメリットが無いと言われて断られてしまったペイス。でも、一度断られた程度で引くわけが無く。幻の実を手に入れたら考えてやると言われて、再び大海原へ旅立つペイス。嵐に遭いながらも巨大な亀の甲羅に出来た島を発見してカカオの実を入手2023/10/10
TAMA
12
web済「お菓子が作りたい」そこから始まったお話はここまで来たんだなあと。読みながら「つまりwebの新しいのがあるはず」ああ幸せ。そういやアレはこの本の冒険から凱旋した後の騒動か。そう思うとしみじみもう一回纏まったこの本が面白い(イラストもあるし)。舌先三寸(おいしいは舌よね)の丸め込みもうまく、いつの間にか思い通りにされている皆様とお菓子文化の向上は楽しい。読み終わっておいしいスイーツが買いたくなる本2024/03/16
菊地
3
許可を得てまで国外に渡航する展開なのに、割とすんなり終わったな。もうちょっと引っ張るのかと思っていた。2025/01/18
Abercrombie
3
わざわざ国王から国外への渡航許可証をもらい、ボンビーノ家の新造船を借り上げて赴いた南の島の冒険がこれだけ? 部族間の対立に巻き込まれるわけでも、幻のカカオの実を巡って血を血で洗う抗争が勃発するわけでもなく拍子抜け。大量に手に入れた南国フルーツが、次巻で美容を追い求める王妃の依頼に役立つっていう前振りの話だったのかな。2024/09/02
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