絶望はしてません ――ポスト安倍時代を読む(世の中ラボ4)

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絶望はしてません ――ポスト安倍時代を読む(世の中ラボ4)

  • 著者名:斎藤美奈子【著】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 筑摩書房(2025/11発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480815880

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内容説明

「考えるために、まず本を読む」。毎月ひとつのテーマに沿って3冊の本をとりあげ、読んで考えたことを書く。文芸評論家の斎藤美奈子によるPR誌「ちくま」人気連載「世の中ラボ」を書籍化! 新型コロナウイルス・パンデミック、ジャニーズ事件に端を発する性暴力の顕在化、安倍元首相銃撃事件とポスト安倍時代の政治と経済……2020年代前半の諸問題を、本を通して考える同時代批評。

目次

【安倍晋三後の政治 2020年10月~2025年2月】安倍から菅へのしょうもない権力委譲/赤旗と秋田魁新報に見るスクープの舞台裏/岸田と枝野の政策ビジョンを読む/コロナ不況下で浮揚した積極財政論を学ぶ/コロナ下で強行された東京五輪を総括する/統一教会と自民党、その恐るべき癒着の構造/役に立たない「異次元の少子化対策」/自民党「裏金問題」を掘り直す/【コロナ禍と災害 2021年7月~2025年4月】第四波の中で最新の「コロナ小説」を読む/第五波の中で再び最新の「コロナ小説」を読む/発生二年。現場発の「コロナ戦記」でわかること/地方が舞台の「コロナ小説」を読む/コロナ明け後の「コロナ小説」は変わったか/あっと驚く、南海トラフ地震の欺瞞/災害対応に女性視点を生かすには/【人権問題と差別の諸相 2020年8月~2025年1月】小池百合子の「女帝」扱いにひそむ盲点/ブラック校則と子どもの人権/ウィシュマさん事件の背後にある入管の闇/「宗教二世」を描いた小説から読み取れること/安倍銃撃事件から考える、ロスジェネと犯罪/多様性の時代の「アイヌ民族差別」とは/ギャンブル大国・日本が生んだ依存症/ここが問題。知らずにやってる年齢差別/兵庫県パワハラ知事問題と公益通報/【Me Too時代の性と性暴力 2022年9月~2025年5月】性暴力の 末を描いた日台韓の文学作品/ノーベル文学賞と妊娠中絶の隠れた関係/ジャニーズ事件で考えた、少年の性被害/ジャニーズ事件から学ぶ「ビジネスと人権」/松本人志事件に見る、芸能界と不同意性交/中居正広事件を生んだフジテレビの企業風土/世界標準の包括的性教育から始めよう/【エンタメの裏に社会あり 2020年12月~2024年10月】新世代の在日文学は何を語る?/人生の最晩年を明るく描くシニア小説/少女が天下を取りにいく、本屋大賞候補作/なぜ続く、韓国ドラマの快進撃/朝ドラ「らんまん」は二人の妻を描けるか/大河ドラマに備えて紫式部の人生を予習する/「虎に翼」が「攻めの朝ドラ」になった理由/【過去を見て今を問う 2021年2月~2024年1月】石牟礼道子が現代に問いかけること/資本主義を問い直す、二一世紀のマルクス/西側が報道しないタリバンの別の顔/旧ソ連の女性兵士が戦場で体験したこと/沖縄返還の裏にあった日米と官民のズレ/関東大震災一〇〇年の年に読む「虐殺の背景」/一から学ぶイスラエルとパレスチナ/土偶をめぐるファクトチェックの意味/あとがき/本書で取り上げた本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

118
斎藤さん絶好調。この人の書評は抜群に面白い。46のテーマごとに3冊が論じられる。あとがきに「解がわからぬ案件が出てきたら本を読め!最低三冊は読め!」とあるが、SNSなどで自分と似た意見ばかりを見て悦に入るのと違い、視点の異なる書籍を3冊読み、その上で自らの主張も明確にするという姿勢は立派だ。斎藤さんの書評を読むと「読みたい本」が増えて困るが、一方、その書籍の本質を突いた見事なコメントのお陰で、「これで読む必要がなくなった」本が多くなるというメリットも大きい。斎藤さんの書評は、いつも、お腹がいっぱいになる。2025/11/26

コウジ

4
この5年間の社会や政治評を関連本に基づいて批評。斎藤さんには完全に同意。私はもう完全に今の政治や人心の貧困に絶望しているのだけど、きちんと論理的に冷静に批判している本もたくさんあり、それに希望をもちたい。2025/11/29

sukham

4
①読書百篇義自見(義自ずから生ず)、とは趣を異にするAI, ChatGPT(時代)に果敢に挑む本の読み方、カナ!?②せいSEIの万華鏡・曼荼羅……政・正・性・生・姓・製・制・聖・誠・所為・勢・整・成・生成・セイゼイ頑張りな!?漢字ながら中国語と異なり、四声による識別・弁別・聞き分けの不可能性!!③最低3冊(毛色の違った)は読むべし、との助言と受け止めても可ならんや。風の噂では、内田樹さんは、英字新聞ヲバ最低3種類購読とのこと。おいそれと凡夫には真似は出来かねるが、傾聴に値する実践例。④活字への渇望の有無。2025/11/08

ダック

3
本を通して時代を知る、斎藤さんの書評?世評?安易に世の中の情報に流されていることを思い知らされる。赤旗や秋田魁新報社といった一見マイナーなマスコミの取材力に驚いた。大手は何をしているんだろう?2026/01/02

spike

3
ポスト安倍から始まるので、まあこの著者ってそこを語りたいよね、一冊これが続くのかなと思っていると、その強めのトークは変わらないものの、テーマはしなやかにと言っていいほど多岐に渡る。途中で、そもそもこのエッセイはその時々の案件を掘り下げるべく本を紹介するものだったことに頭が行き、それに立ち返って読み続ける。まあ著者言う通り「解がわからぬ案件が出てきたら本を読め!最低3冊読め!」ですよね!2025/11/09

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