内容説明
マンションの一室に住むだけで、月給がもらえる。ただし、『隣人と必ず仲良く』しなければならない。
タカヒロは、そんな奇妙な仕事を相変わらず続けていた。
明らかに人間ではない『隣人』は、今日も気味の悪い怪談をしごく楽しそうに語る。
すぐそこに迫る危機をのらりくらりとかわしながら、『隣人』をはじめとするマンションの住人(?)たちと交流を続けるタカヒロ。
しかし以前勤めていた会社の同僚が現れ、この仕事を代わってほしいと言い出して――。
話題沸騰の日常侵食ホラー、新展開の第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
63
今回は隣人のイラストつき。ベットにいる人(?)も怖いのにやっぱりほのぼのしてしまう日常侵食ホラーの続編。人ならざる隣人が淡々と語る怪談と最後に聞く「怖かった?」のセリフが鉄板で微笑ましい。すっかり耐性がつき隣人と過去の住人の話までするようになったタカヒロ。しかし彼の働くコンビニに顔のない子供が現れたり、仕事を変わってほしいという変人の元同僚がやって来たりとてんてこ舞い。そして不気味な9階の怪異や興味深い過去エピソードと新たな謎。「みんな怖くないままだったよ」という隣人の何気ないセリフが意味深で怖かった。2025/12/17
aquamarine
55
変わらず隣人と仲良くしながらマンションの一室に住むタカヒロ。バイト先のコンビニからある人を連れ帰ることになったり、元の会社の同僚に仕事を紹介することになったり、隣人と仲良くする以上に彼の日々は普通ではない。1と比べて隣人がますますちゃんとした友人になってきた気がする。そっと覗いていたり声をかけて来たり…。イラストもあって気味の悪いもののはずなのに、なんだかほのぼのしてしまうのはやっぱりふたりの会話のせいだろうか。印象深かったのはタカヒロ視点の「母の日」。902号室も気になるし、ナギミヤも!続きをぜひ。2025/12/18
さっちゃん
47
シリーズ第2弾。『隣人と必ず仲良くすること』という条件で、仕事としてマンションの1室に住むタカヒロ。ベランダ越しにヒトではない隣人から怪談を聞く毎日だが、ある日知り合いに頼まれこの仕事を譲ることに…。/勤務先のコンビニから謎の少年を引き取ったり、知り合いのコミさんに部屋を譲ることになったりとタカヒロの周辺に変化が。コミさんは職場などリアルに周りにいたら嫌だな。今回はイマイ、ナギミヤ、コズミなど隣人の友達(多分)の名前が出てきた。イマイの顛末はわかったがナギミヤはもしかしてもしかするのか?続きが気になる!2025/12/08
ポチ
39
第二弾。タカヒロとグミが大好きな隣人の微妙な関係が相変わらず良く、怖い話を聞いた後も微笑ましく思えてしまう。この部屋に住むのはやはりタカヒロが一番相応しいのかも知れない。2026/01/10
日奈月 侑子
23
顔のない『子どもの皮を被せられた夫』や、弧見さんの事も静かに巻き込み、歪な『家族』の話を核にしながら緩やかに淡々と進んでいく感じが相変わらず好みでした。肉塊や虫の事で時折激しくドタバタしつつも、基本的には静かに歪なままで淡々とした感じで進んでいくの感じがとても好ましかったです。 弧見さんの思想が物凄く強くて『おぉ…』となったりしました。最後のすっきりしたような弧見さんは嫌いじゃないです。 友人が話す怪談のクオリティも好ましく、何故この怪談が怖く感じるのか、この構造が恐怖を齎すんだ、という分析も含めて楽しい2026/01/03




