奪われた集中力――もう一度〝じっくり〟考えるための方法

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奪われた集中力――もう一度〝じっくり〟考えるための方法

  • 著者名:ヨハン・ハリ【著】/福井昌子【訳】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 作品社(2025/11発売)
  • 光る紫陽花!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/7)
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  • ISBN:9784867930908

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内容説明

★作品社公式noteで「イントロダクション」公開中→「奪われた集中力 試し読み」で検索!

■今もっとも注目を集めるジャーナリストの一人、ヨハン・ハリの邦訳最新作
「薬物と依存症」「うつ病と不安症」に続き、現代最大の「文明病」に挑む

■世界100万部、隣国韓国で25万部の大ベストセラー
豊かな時間を取り戻したい、すべての人の必読書

以前に比べて仕事も読書も集中できない。
でも、スマホは片時も手放せない。
――なぜ、こんなことになってしまったのか?

現代人全員が、何かしら頭を悩ませている「集中力の喪失」はなぜ生じているのか?
世界各地の専門家や研究者250人以上に取材し明らかになったのは、私たちの集中力はただ失われたのではなく「奪われ」ていること、そして必要なのは個人的な努力にとどまらず、社会全体で「取り戻す」取り組みであるということだった。

仕事ではマルチタスクに追い立てられ、休日はSNSとショート動画に費やしてしまう、だけど本当はじっくり集中して、豊かな人生を取り戻したい、すべての人の必読書。

■社会全体の注意力が危機にさらされていることについて、ヨハン以上に深く、包括的に考えている人をほかに知らない。……本書を手に取り、腰を落ち着けて、集中して読んでほしい。 ――ナオミ・クライン(『ショック・ドクトリン』著者)
『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー、『フィナンシャル・タイムズ』『ニューヨーク・ポスト』ほか各紙の「ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー」に選出!

【目次】
イントロダクション メンフィスを歩く
第1章 原因1――速度、スイッチング、フィルタリングの増加
第2章 原因2――フロー状態のマヒ
第3章 原因3――身体的・精神的疲労の増加
第4章 原因4――持続的な読書の崩壊
第5章 原因5――マインド・ワンダリングの混乱
第6章 原因6――あなたを追跡して操作する技術の台頭(その1)
第7章 原因6―あなたを追跡して操作する技術の台頭(その2)
第8章 原因7―残酷な楽観主義の台頭
第9章 もっと深い解決策の最初のひらめき
第10章 原因8――ストレスの急増と、過覚醒を引き起こす仕組み
第11章 素早い対応が求められて疲弊する――これを逆転させる方法を思いついた職場
第12章 原因9・10――食生活の乱れと汚染の悪化
第13章 原因11――ADHDの増加と向き合い方
第14章 原因12――子どもの監禁(肉体的にも精神的にも)
結論 アテンション・リベリオン(注意力の反乱)
注意力を向上させるための取り組みをすでに始めている団体
謝辞/原注/訳者あとがき

【著者プロフィール】
ヨハン・ハリ (Johann Hari)(著)
1979年生まれ。英国出身のジャーナリストで、世界的ベストセラー作家。これまでの著書は38の言語に翻訳されている。最初の著書『麻薬と人間 100年の物語』(邦訳、作品社、2021)をもとにした映画『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』はゴールデングローブ賞(ドラマ部門)主演女優賞を受賞し、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた。第二作『うつ病 隠された真実』(邦訳、作品社、2024)も話題を呼び、『ニューヨーク・タイムズ』『サンデー・タイムズ』のベストセラーに選ばれた。「依存症とうつ病」をテーマにしたTEDトークの動画は8000 万回以上再生されている。「肥満と痩せ薬」を扱った次作『Magic Pill』も作品社から刊行予定。

福井昌子 (ふくい・しょうこ)(訳)
大学卒業後、企業勤務等を経て、現在翻訳家。訳書として『7つの安いモノから見る世界の歴史』、『アダルトグッズの文化史』、『麻薬と人間 100 年の物語』、『値段と価値』、『オルガスムの科学』(以上、作品社)、『子どもの権利ってなあに』(エルクラブ)、『植民地朝鮮における日本の同化政策』(クオン)、『ヘイトクライムと修復的司法』(明石書店)、『相互扶助の経済』(みすず書房)、『ライス回顧録』(集英社、共訳)、『彼女はなぜ「それ」を選ぶのか?』(早川書房)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yutaro sata

27
集中力を取り戻すために個人で頑張れることはあるし実際効果はあるんだけど、実際はもっと社会構造的な問題が絡んでます、というような話だった。 個人的には、本を読むとき、自分の思考があっちこっちに行ったりなんか別のこと考えたりとかする、そういう行いの総体が本を読むということなんであって、ぐーっと本だけに集中して他のことは一切考えないようにするのは「本を読む」ではないよ、と言ってる箇所が面白かった。p105辺りか。 心があっちこっちへさまよう余白こそが、読書を、集中力を助ける。2026/04/11

マリリン

23
原因とされる12と結論はなるほど、と…。情報量の多さに反比例し集中力は減少してゆく。瞠目し、自分のペースで過ごす時間…メトロノームに合わ一音ずつ指先の感覚を確かめながら弾く・ゆっくりした呼吸でヨガ…無意識に集中できる時間は心地よい。食の影響は確かに感じる。キチンとした食生活をした母親の元で生まれた子は無闇に騒がない。大人も。デジタル化が進み、集中力のみならず考える感じ取る機会を失いつつある。何が大切なのか、取るべき行動は本能的に解っているのでは。このまま濁流に流されてしまうのだろうか…。本気で遊ぼう。2026/04/15

naotan

19
「ぼくは本をたくさん読んだ時の自分が好きだ。そして、ソーシャルメディアに長時間を費やしてしまった時の自分は嫌いだ。」うんうん。2025/09/18

ossan12345

18
スマホやタブレットから離れてプロビンスタウンに逃避行するくだりは面白く、そんなことをしても米国メガテックのモニタリング、アルゴリズムからは逃れようのない絶望感は伝わったが、後半一転して、集中力の欠如は有毒な空気や添加物の多い食べ物、経済的困窮、こどもが遊べない環境、ADHDなど雑多な内容となり、いわゆる米国流レフトのあれもダメ・これもダメの展開になったのは残念。結論としての提案も、そもそも経済成長がアカンということと、監視をやめる、週休三日制、健全な子供時代、で何か活動始めろと。それで解決すればねえ…2025/11/12

石橋陽子

18
ネットに集中力は支配され、メールを受信するとIQは10下がるという。依存性の人は、常に付きまとう虚無感を感じないようにしてくれる何かを強く求める。我々はあらゆる物事において掘り下げることをしなくなっている。あなたとあなたの集中力は、人生で経験した全ての強化の総和でしかない。気を散らすものから抜け出すには自分のフローを見つけること。フローになるには、明確に定義した目標を持ち、自分にとって意味ある必要があり、限界ギリギリの難易度であること。著者は書くことと小説を読むことが自分の人生で1番のフローの源泉だという2025/10/26

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