自然は脈動する―ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察

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自然は脈動する―ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察

  • ISBN:9784531081646

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内容説明

自然のエネルギーと生命の不思議について、他のどんなエコロジー関連書でも読めない発見と驚きに満ちた本です。[日本図書館協会選定図書]

本書は、オーストリアの伝説的な科学者ヴィクトル・シャウベルガー(1995~1958)が解き明かした、自然界における生命とエネルギー創造の秘密を紹介した初めての本です。
彼は、主流科学と対立しながらも、水、自然な運動(渦巻き、らせん)、温度勾配といった要素を深く研究し、破壊的ではない方法でエネルギーを利用するための内破エンジンや、持続可能な農業技術を提唱しました。
本書では、「水は地球の生命の血液」といった彼の見解や、冷たい酸化によるバージンウォーターの生成、森林破壊が気候変動に及ぼす影響、さらには音響や共鳴が生物の健康に与える影響など、多岐にわたるテーマが紹介されています。彼の研究は、現在も「ピタゴラス・ケプラー・システム」(PKS)などの組織によって継承・発展され、環境技術と代替科学の分野で国際的な関心を集めていることが示されています。

[ヴィクトルの研究業績の一部]
若き日をオーストリアの森の中で森林監視員として過ごしたヴィクトルは、ある月明かりの夜、滝をさかのぼるマスの姿に引きつけられました。
「マスはなぜ、重力に逆らって滝を昇れるのか?」
そして彼は、自然界の水は4℃の温度(特異点)を中心にらせん状の渦を巻き、脈動していること、水は「生きて」おり、川―土壌―樹木に生命エネルギー(東洋思想の「気」やプラーナ、また現代で言う「生命波動」「サトルエネルギー」と同様の力)を運ぶ、「大地の血液」であることを発見します。

この、水の生命エネルギーは「浮揚力」(反重力)をもっており、マスに滝を昇らせ、樹木の樹液を、科学的法則を超えて100メートル以上も引き上げます。
そしてまた、ルルドなど自然の湧き水がもつ不思議な「癒しの力」の源となっているのです。

ヴィクトルは、自然は水の脈動と渦巻きの力によって、たとえばサイクロンや台風のような、中心に行くほど莫大なエネルギーを発生し、しかし余分な熱も廃棄物もいっさい出さない、すばらしいクリーンエネルギー(内破エネルギー)を生み出していることを知ります。
一方、現在人間が使っているエネルギー生産の技術はと言えば、熱や廃棄物や、放射能さえもまき散らす、遠心的で、熱く、破壊的なものだとヴィクトルは批判します。
自然がみずから機能しているやり方に逆らわないこと、自然の働きに協力すること。それが、ヴィクトルの考えたエコテクノロジーでした。

彼は、生命エネルギーの活性化による水の浄化、水の生命力を損なわないダムや水路の建設、土壌の肥沃化と有機農法、また半永久的なエネルギー生産法(いわゆるフリーエネルギー技術の先駆け)など、まるでレオナルド・ダ・ヴィンチのように多方面での業績を残しました。

目次

序章
浮揚力と無抵抗の動き/屈せざる者/もう一つの世界観/「自然の科学」に向けて
●第1部●もう一つの世界観
第1章・ヴィクトル・シャウベルガーの先見性
水の魔術師/木材運搬用の水路/生命の源としての水/「動き」がもっとも重要/「温度」が支配する/進化/バランス/内破(爆縮)/先見性の人
第2章・さまざまな種類のエネルギー
自然の微細なエネルギー/ヴィクトルの世界観/なぜヴィクトルの思想はミステリーなのか?/エネルギーの諸段階/創造的進化の鍵となる渦巻き/創造的プロセスとしてのエネルギー/霊的な科学/異なる次元/「オクターブ」を変える
第3章・対極物の吸引力と反発力
肥沃化をもたらす存在としての太陽/自然の原動力としての極性/対極物が作用し合ってバランスをもたらす/重力と浮揚力
第4章・自然界のパターンと形状
共鳴としての音/共鳴は質に関わる/植物には知覚と記憶がある/振動と物理的形態/パターンと形状/動きに見られるパターン/太陽系に見られるリズム/二つの幾何学系の対決/神聖幾何学/黄金分割/卵形の魔法
●第2部●この世界はいかにして機能しているのか
第5章・自然なエネルギーの生産
現代の技術の非効率性/エントロピーとエクトロピー/科学的「法則」/エネルギーの汚染/目の前にある選択肢/エネルギーが質を決める/創造的なエネルギーの渦
第6章・動きバランスのための鍵
人類の使う間違った種類の動き/「原初」の動き/動きの種類
第7章・大気と電気とのエネルギー的関係
地球の大気/電気/地球のバイオコンデンサー/エネルギーの蓄積装置としての地球/「エレクトリシズム」と磁気/嵐、水蒸気、気候
●第3部●水:生命の源
第8章・水の性質
水の記憶/水の創造/水の特異点/さまざまな水の性質/川はいかにして自分を守っているのか/温度勾配
第9章・水循環
完全な水循環/半水循環/温度勾配と栄養供給
第10章・泉の形成
泉の崇拝/湧出泉/真の泉/湧き水はどのようにして上昇するのか/海からエネルギーを生産する
第11章・川の生命性
川のさまざまな段階/水の温度と動き/正の温度勾配を作り出す/川で生じる渦巻きの種類/創造的エネルギーの源としての渦巻き/川の湾曲部の形成/従来の河川工学/水力発電
第12章・生きた水の供給
減少し続ける水の供給量/利益のからむ水/現代の水の処理法/水の記憶を変容させる/管状の水の動き/水道管の材料/シュツットガルトでの実験/血液の循環/水の保存法
●第4部●樹木という生物
第13章・森林の役割
森林の進化/森林の破壊/ある教訓的物語/熱帯雨林/林業/単一栽培の不毛性/生物多様性/森林のエネルギー
第14章・樹木という生物とその性質
生物圏の中の樹木/樹木の形態/樹木と人間その共生関係/樹木と色彩/樹木の物理的性質/樹木の分類/光を求める木、蔭を求める木/光が促す生長/人間による破壊/光合成の重要性/未成熟な水/水の成熟
第15章・樹木の代謝
樹液の動き/樹木の中の温度勾配/「バイオコンデンサー」としての樹木/根系/土壌と栄養
●第5部●自然との共働
第16章・土壌の肥沃化と新しい耕作方法
集約農業の危機/新しい耕作方法/二種類の電磁気/金の鋤/生体鋤/畝間の並べ方/放牧と草刈り/化学肥料という毒
第17章・ヴィクトルの有機農法
生物学的農業/土壌の無機成分の補充/有機農法/バイオダイナミック(生命力学)農法/自然界における微細エネルギーの役割/冷たい炎/肥沃化させるエネルギー
●第6部●エネルギーの革新
第18章・内破パワーを利用する
「内破(爆縮)」研究の始まり/アメリカのコンソーシアム/新種の航空機?/ヴィクトルの新エネルギー研究/生物学的真空/冷たい核融合/湧き水をエネルギー的に生成する/内破エンジン/リパルシン(脈動式機関)と「空飛ぶ円盤」
第19章・ヴィクトル・シャウベルガーと社会
ヴィクトルが人類に遺したもの/未来はどうなるのか?
補遺
ヴィクトルの未来図を具体化する/スウェーデン/オーストリア/ドイツ/イギリス/デンマーク/アメリカ/オーストラリア
訳者あとがき
原註

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

gotomegu

12
「1オクターブ高く考えるべき」。目の前の事象のはるか先を見ている。最初は哲学書さながら。水は生命のほとんどを占めるもの。4℃になったときに最高の密度になる、らせん、浮力。太陽エネルギーとの関係、植物、土壌。一読しただけではとても消化しきれない。80年前にすでにここまで考えていたのが驚き。自然の理。今はデータがなくて感覚的なものでしかないけれど、科学がおいついてこれから証明されていきそう。2021/04/19

加納恭史

3
この本は主に水について語られています。著者は水の魔術師と言われるヴィクトル・シャウベルガーの水理論を詳しい解説しています。と同時に樹木や森林の役割を丁寧に説明しています。レイチェル・カーソンの「沈黙の春」の警告に対する、一つの答であり、自然環境の回復の道筋を、水と森林と土壌の再生により、生物多様性を回復する指針を詳しく述べています。ことのような生物多様性を総合的に述べている本はめったにありまん。水、土壌、森林、植物、動物など、個別に分析する本はやたらとあるが、まとめが最も重要です。2021/09/01

A.I - Transition

1
水をどの科学者よりも知るヴィクトル・シャウベルガー。自然に即した数々の技術がなぜ広がなかったのか。それは今の科学や社会に受け入れられない全く別のベクトルを持ったものだったから。こういった本当に人類の為になる技術や知識は消されたり、埋もれていったのだなーとニコラ・テスラなどの例を知っていたので、この世界のパラダイムシフトが起こるのを願うばかりである。理科の教科書を読んでいるように、図とその解説が載っていて、文系のわたくしとしてはなかなか理解が出来なかった箇所もあったが、それでも読み応えがあり面白かった。2014/11/09

0
自然は脈動する: ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察 >>P324 「自由な人間は自由な大地からのみ育つ。母なる大地を犯す人間に故郷はない。なぜなら投機によって破壊された土壌では質の高い人種は生き残れないため、すなわち大地とのあらゆるつながりから切り離されているためだ。人類社会は、拠って立つ根を失えば滅びてしまう。」 渦巻きエネルギー・樹木とバイオコンデンサー・土を包む有機農法 2023/02/23

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