内容説明
世界一周飛行を果たした純国産機と失踪した伝説の女性パイロット。
圧倒的なスケールで描かれる、史実から生まれた大空の冒険ロマン!
1939年、第二次世界大戦前夜。前人未到の世界一周飛行に挑む純国産機ニッポン号と失踪した伝説の女性パイロットの運命が交錯する――自由と平和を渇望し、歴史の闇に消えた二つの「翼」の秘密を追い、新聞記者の翔子はある人物を探してアメリカへ渡る。翔子が辿り着いた驚くべき真実とは――
「世界はひとつ」-----飛行機乗りたちの熱き思いが、時空を超え、いまなお戦争が止まぬこの世界に、強く切なく響く。「壮大な世界観に圧倒」「何度も涙が溢れた」「一緒に世界一周をしている気持ちになった!」と大反響。史実をベースにフィクション創り上げる原田マハの作風の原点。待望の新装版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なつくさ
37
アメリカの伝説の飛行士、アメリア・イアハート をモデルとしたエイミーと、世界一周飛行を成し遂げたニッポン号。史実とフィクションが巧みに織り成す感動作。空はどこまでも広がり、どこまでもつながっている。それは、世界はひとつであることの確かな真理。上を見上げればいつだって空があり、つながった空の下には人がいて、暮らしがあって、家族がいる。そんな当たり前のことが尊いことのように感じた。日本は戦後80年を迎えた。たった、80年前には戦争をしていた事実に改めてショックを受けた。エイミーの言葉が胸を打つ。世界はひとつ。2025/08/17
あきら
28
胸が熱くなる物語でした。物語の展開がとっても面白かったです。 世界は一つ、そのために飛ぶ、という言葉が読み始めと読み終わりでここまで重みが変わるのか、というのが実感です。2026/04/01
けいご
26
国境も人種も男女も境目なんてなくて「世界はひとつ」なんて理想論的に言えないけども、断絶する世界に共存するならば世界に目を向けなきゃいけない!っと思わされた一冊★原田マハさんのデビュー初期の作品だけれど、争い事の多い今の時代だからこそ心に刺さる作品でもありました★自由を勝ち取ることにこんなにも命をかけた人達がいた事を忘れてはいけないな〜と思いました。2025/09/15
まりな
21
私も9人目のニッポンの乗務員として世界一周を旅したような臨場感。第二次世界大戦という時代のうねりの中で、「翼」を持つことの意味を静かに問いかける物語だった。 世界一周飛行に旅立つ女性飛行士エイミーは、知らぬ間に国家の思惑を背負わされるが、真実を知り、自ら翼の使い方を選び直す。その人生はひたすら自由と「世界はひとつ」だと訴え続けた素晴らしいものだった。ルーズベルト大統領や山本五十六、リンドバーグ。歴史に名を連ねる人々の登場でさらに物語に深みがまして史実がリアルに感じられる。ラストは涙‥素晴らしい読書だった。2026/01/20
けいご
17
2週目★1回目では感じられなかったことをメモしながら読み進めます★2025/09/17




