社交する人間―ホモ・ソシアビリス

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120033834
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0036

内容説明

グローバル化によって衰退する組織原理。国家や企業を離れ、茫漠とした「地球社会」のなかに曝される現代人に、はたして心の居場所はあるのか。「社交」の復権による新しい人間学。

目次

序章 社交への飢餓
第1章 現象としての社交
第2章 社交の社会学
第3章 社交と現代社会論
第4章 社交と遊戯
第5章 「アルス」の終焉
第6章 社交の興亡
第7章 社交と経済
第8章 社交と政治
第9章 社交と文化、文明
第10章 社交と自我
終章 グローバル化と社交社会

著者等紹介

山崎正和[ヤマザキマサカズ]
1934年、京都に生まれる。京都大学文学部哲学科卒。大阪大学教授等を経て現在、東亜大学学長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アナクマ

29
【文庫版を再読】「社交」を掘り起こす。茫漠たるグローバル社会に溶ける血縁地縁。軽くなる組織縁。拮抗するのは選び取る縁で、そこでのふるまい・関係性=社交と理解。◉終章。国家や組織への帰属感が薄れ、新たな身元証明と隠れ家が必要に。そこで、組織ではなく個人相互の評価が絆として用いられ、贈与に名誉が伴う営みの再興を予測(名誉って食えるの?という反射は置く)。SNS黎明期の2003年に「第三の道は信用社会」と結論。◉ただし社交を引き受けるには「ひとりの自己、プロフェッショナリズムの観念が必要」という。楽じゃないす。2019/05/18

Hiro

5
日常の惰性化した生活に規律をもたらす二つの行動傾向、一つは功利的で組織化された行動で、目的重視の経済活動に端的に見られ、もう一つは、過程を重視し儀礼や作法を重んじる行動、つまり社交だと著者は言う。この二つは文化を担う社交と組織を担う文明とに区別されると。ただ二つは対立せず行動は全て両方を含みどちらに重みがあるかにすぎないとも。近現代の国民国家では軽視された社交がグローバル化と経済のソフト化で今後は重視されるとの趣旨のようだが、前半の社交を推奨する論調に比べ巻末の将来展望があまり明快でないのが気になる。2023/11/29

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