コミュニティの幸福論――助け合うことの社会学

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コミュニティの幸福論――助け合うことの社会学

  • 著者名:桜井政成【著】
  • 価格 ¥1,936(本体¥1,760)
  • 明石書店(2025/11発売)
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  • ISBN:9784750350899

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内容説明

【書評・パブリシティ情報】
★「福祉社会学研究」書評掲載(第19号, 2022年5月発行) 評者: 杉井潤子氏
★「図書新聞」書評掲載(2021年5月22日号) 評者: 清水洋行氏「コミュニティを“どのように考えるかから“どのようにつくるかに向かう社会学」
★「じんぶん堂」書評掲載(2020年11月18日公開) 評者: 富永京子氏「コミュニティぎらいが『コミュニティの幸福論』を読む」
★「シルバー新報」書評掲載(2020年11月27日号)
★「都市問題」書評掲載(2020年11月号)

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「助けたくない, 助けられたくない」日本のあなたとわたし――身近なギモンや俗説の真相究明に挑んだ国内外の学術的研究を紹介しつつ, 家族や地域, 趣味・ボランティアのグループ, SNSやネットゲームといったあらゆる“コミュニティを取り上げて, 人と人との関わり合いを問いなおす。オンライン授業で満足度が高かった講義内容をもとにして書きおろした実況中継風テキスト。

目次

はじめに:本書のねらい
第1章 コミュニティから幸せを考える意味って?
1 「幸せに生きる」ということとコミュニティ――データを読み取る力
2 社会の個人化とコミュニティの幸せ――「概念」という道具
コラム 大学生にとっての「コミュニティ」
第2章 日本人の幸福感
1 天気のいいところに住むべし!?――幸福感の測り方
2 日本人の幸福感――協調的幸福と個人化の影響
3 人との付き合い方が重要?――主観的幸福感に影響する要因
4 人と広く付き合うこと――一般的信頼
コラム お金ではない……としたら何?
第3章 助け合わない日本人?(1)――利他的行動とボランティア
1 助けられない日本人? 助ける機会がない日本人?
2 利他的行動研究の見地から――助けない、ということ
3 日本のボランティア活動の謎――ウチとソト
4 ボランティア参加者のサポートネットワーク
コラム ヒト以外からのソーシャルサポートはあるの?
第4章 助け合わない日本人?(2)――被援助要請とウチ・ソト文化
1 助けを求められない人たち――援助要請行動の難しさ
2 援助を受ける居心地の悪さ――コミュニティのウチとソトでの違い
3 援助を受けることによる被支配の可能性
4 助けを求めない文化的なふるまい――ハビトゥスと階層性
コラム ゼミでの失敗と助けられる・助ける役割の逆転について
第5章 地域コミュニティの幸せ――地元で暮らすということ
1 地域コミュニティは衰退しているのか――コミュニティ喪失論・存続論・解放論
2 コミュニティの解放と地域暮らしの幸福――地元で暮らすということ
3 地元の息苦しさ
4 ソーシャル・キャピタルの負の側面
コラム 大学生と地域への愛着、幸福
第6章 居場所を考える――子供・若者を締め出す地域コミュニティ
1 「居場所」の価値
2 サードプレイス
3 子供の居場所はどこにあるのか――家庭でもなく学校でもなく
4 「子ども食堂」は子供の居場所になり得るか
5 居場所と社会的スティグマ
コラム 中学・高校生の居場所
第7章 インターネットとコミュニティ
1 オンライン・コミュニティの出現――若者はデジタル・ネイティブなのか
2 SNSでのコミュニティは幸せを生むか
3 オンラインゲームの功罪
4 オンラインゲームで性別を入れ替えてプレイすることの意味
5 ネットコミュニティの積極的意義は見出せるか?――オンラインとオフラインの新しい関係
コラム ボードゲームとコミュニティ
第8章 「当事者」とコミュニティ――LGBTを例に
1 LGBTの人たちの「生きづらさ」
2 LGBTコミュニティはどう定義できるのか――その多次元性・流動性
3 カナダ・トロントのLGBTタウンとコミュニティセンターの事例
4 「トウジシャ」とは誰か――「生きづらさ」の普遍性
コラム トロントのプライド・パレード
第9章 「働くこと」を支える――社会的包摂とコミュニティ
1 これからは物の豊かさよりも心の豊かさ?
2 働くことからの「排除」とWISE
3 コミュニティが「働く」を支えるとき――ネットワーク構築と社会的正義
4 シリアス・レジャーとコミュニティでの幸せ
コラム 職場の幸福づくりのためには?
第10章 コミュニティとトラブル、排除
1 コミュニティがこわされるとき――災害とコミュニティ
2 コミュニティでの“ちょっと困った人”との付き合い方
3 コミュニティからの排除――住民運動とNIMBY
コラム いじめを考える
終章 助け合える幸せなコミュニティをつくるには
1 助け合うコミュニティづくりのヒント――ウチとソト、援助と被援助のカベを壊す
2 みんなで幸せになる方法――コミュニティ・オーガナイジングとアセットベースド・コミュニティ・ディベロップメント
3 パッチワーク型のコミュニティづくり
4 おわりに:「コミュニティのつくりかた」――幸せのシェアの可能性
あとがき
参考文献一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

センケイ (線形)

6
子どものケアや当事者のサポート、自助のありかた、そしてインターネットコミュニティの正負の面や行動の意味などが理論、実例を伴って詳しく書かれていく。このため、自分が文をかくなら引用したいような豊かな情報で満ち溢れている。近い状況のマンガの一コマが挿入されるのも、広がりがあって面白い。強いて言えば、良い人ふうに語った自伝の多さが少し気になったけど、教科書として読むには親近感高く読める工夫になっているのかもしれない。2020/10/29

Riko

1
図書館で借りた2020/11/09

三原城の守り人

0
2023/04/05

昌也

0
再読2022/09/06

jackbdc

0
両論併記でバランスとれた良著。タイトルが平凡すぎてもったいないとさえ思う。論ではなく読みやすいエッセイ集の類。読み進めていくうちに、何を主張したいのかなぁ?と感じたのだけれど、オンライン講座のテキストが元だと知って納得。特定の主張を論理性にかまけて展開するのではなく、親しみやすい事例をベースに多視点により気付きや問いを引き起こす構成。初学者から業界人まで万人が楽しめるのでは。「ボランティア拒否宣言」は初見であったが生涯忘れることはないだろう。読み進めるうちに、筆者と接点があったことを知りそれにも驚いた。2020/11/14

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