内容説明
「電子版まえがき」を加筆し、新装カバーとなって待望の電子書籍化!
恋愛こそが芸術!
人が、誰かに恋をし、誰かを愛する時、そこにはその人の美学と人間観が結晶しています。
本書は、美術史を彩る絵画や彫刻の名品を、芸術家の恋愛体験で読み解く画期的な一冊。
モディリアーニの妻ジャンヌの悲恋伝説の真相、
巨匠ロダンとの狂気の恋に身を滅ぼしたカミーユ・クローデルの悲劇、
性の帝王として君臨した巨匠ピカソ晩年の自画像にひそむ地獄図絵、
ルノワール描く美の聖地モンマルトルの青春、
ドガ描く近代都市の泥沼の恋愛などなど……。
傑作の背景に渦巻く、恋愛の歓喜と苦悩、恍惚と絶望のドラマは、
それぞれ一編の短編小説のように読者を興奮と感動に誘うことでしょう。
あまりにドラマティックな芸術家達の、悲恋・純愛・狂恋の人間模様を通して
美術史上に残る傑作の数々の見方と読み解き方がスリリングに明かされていきます。
画家の恋に名画の秘密を見出し、愛のドラマに人間の生き方を学ぶ名画鑑賞ガイドです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
41
解説によれば、筆者は人生の入り口でピカソに深く想いを入れたようだ。11章からなるこの本、メインで語られる画家だけでも数十人、だがピカソ・モジリアニ・ジェローム・ムンク・カミーユ・ルノワールの解説が熱を帯びている・・こちらものめり込む。絵を見て、愛して、エピソードを頭に刷り込み、絵画が持つ空気感やメッセージを脳内で繰り返す。すると絵が持つ世界に徐々に足を踏み入れていく感覚が。そんな空気感を濃密に楽しめた。知らないエピソードや絵も多く、この方の他も探ってみたい。2015/10/02
fseigojp
22
西岡文彦 謎解きゴッホ、謎解き印象派、絶頂美術館につぎ4冊目2016/10/16
Nat
18
図書館本。モディリアーニの章は、モディリアーニとジャンヌの2人の生活を想像すると、あまりの悲惨さに息苦しくなる。ジャンヌが描いたモディリアーニの寝顔のデッサンは、少年のようで、ジャンヌのモディリアーニに対する愛情が伝わってくる。また、ピカソは前から好きではなかったが、女性達に対する傲慢さに改めて嫌悪感を感じた。
かもめ通信
18
モディリアーニやピカソ、ジェロームやドガ、マネやモネ、ルノワール……画家の恋愛遍歴を、その絵に投影して読み解いてゆくという試みが興味深い。 モディリアーニの妻ジャンヌの悲恋伝説の真相、 巨匠ピカソのあまりにも激しい女性遍歴、ロダンとの恋に身を滅ぼしたカミーユ・クローデルの悲劇、印象派台頭前後のあれこれ。既に知っていたエピソードも含め、画家たちの作品やその作品に影響を与えたとされる先人達の作品を見比べながら、新たな視点をもって絵の中の世界に思いをはせた。2015/07/07
うー
17
『絶頂美術館』に続く美術指南書。恋愛をテーマに読み解いていく。画家の背景からの切り込みは興味深く、楽しめた。個人的には『絶頂美術館』よりもこちらのほうが好き。関連する絵画も同時に見られるのは『絶頂美術館』と同じく、絵画展を見に来たような感覚。一部モノクロでもあるし、できれば実物も見てみたい。特にピカソのエピソードは知らなかったから驚いた。2013/10/14
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