内容説明
人間に搾取される家畜たちが反乱を起こし、理想社会を目指すも、やがて独裁政治へと変貌する――。人間の欲望と権力闘争を風刺し、全体主義の恐怖を描いた、『1984』に並ぶオーウェルの代表作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
チョコ
46
どうしてこの本を図書館に予約していたのか覚えていないのだけど、ちょうど観ていたアメリカのドラマで『動物農場一章読むのよ!』とお母さんが子どもに言ってるシーンがあって、えー!ちょうど借りてきたとこよ!っと読み始め。人間社会の構図がこの中にある。賢い豚がどんどん権力を持っていく様子にホワイトカラー、ABCDまでしか覚えられない動物がずっと働き続けるブルーカラーの様相で、現代社会の縮図でもある。歴史にも置き換えられる。子どもがこれを読んで、その後歴史を学んでいくと、なるほどと合点がいくんだろう。2026/01/17
ネロ
19
B+/先に読んだ『1984』が忘れられない読書体験だったため、次に有名(?)なこちらに手を伸ばした。/作品は寓話でおとぎ話。人間との戦いに勝利し、自由と平等を得た動物たち。その中から、現実世界の独裁者を連想させる"豚"が台頭する。豚に利用され、騙され続け、やがて考えることを放棄していく動物たちの姿は、あまりにもやるせない。寓話でありながら、その構図は歴史と現実社会と重なり合い、まさにジョージ・オーウェルらしい世界観が凝縮された一冊だった。2025/12/17
めりこ
4
図書館の新規入館本コーナーにあって借りたが、新訳版だったのか。面白いけど恐ろしい話だった。あらゆる時代のあらゆる人が、それぞれ納得感をもってこれを読めてしまう気がするけど、つまり人間がこのようなことをあらゆる階層とタイミングで繰り返しているということで、その愚かしさに嫌気が差す。権力が集中していく強烈な力に抗って、その芽を摘み続け、自問し続けながら、公正な社会を維持することは本当に難しいことなんだろう。そして、目眩ましに負けずちゃんと見て、気づき、声を上げるということは本当に難しい。そんな強さを持ちたい。2026/01/12
シャンピニオン
3
こんなに政治的な話と思わなかった。ソビエトを描いているようだが、読んでいて北朝鮮の映像が目に浮かぶ。何のために権力を持つのか。 とにかく、教育の大切さを再認識させられると同時に、我々の社会もみんなが幸せを感じられるようにと考え続けないといけない、と思った。2025/12/20
かや
2
付録の内容が私には難し過ぎた…2026/01/31
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