内容説明
東京浅草。診療所の真野麟太郎は、ご近所から大先生と慕われる医師。訳あり武闘派女子高生・麻世を預かっている。受付兼看護師の知子の結婚相手の母・久枝が、故郷での散骨を遺言して病死した。麟太郎たち診療所の面々は、島根への珍道中で久枝の壮絶な過去を知り……。火傷や躁鬱病はもちろん、散骨の同行からUFOの目撃話まで。患者が持ち込む心と身体の病に真摯に向き合う、お節介医師と相棒麻世の、大人気あったか人情物語シリーズ第五巻!
目次
第一章 散骨の思い
第二章 居場所がない
第三章 運命の人
第四章 火傷の子供
第五章 UFOを見た
第六章 奇妙な恋文
第七章 何でもない一日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
89
シリーズ第5弾。マンネリ、ワンパターンとわかっていてもついつい読んでしまう不思議な作品です。しかし、正直作品を重ねるたびに登場人物の何人かのキャラが極端にふりきっちゃってきてる感が否めず。特に「麻世」は最初っからこんな感じだったか、今更ながらハテナモードに。主人公大先生の息子「潤一」のキャラも作品を重ねるたびにどんどん好きになれずに。せっかくいい話を書いてくれてるのに、主要キャストの絡みがなぜかギクシャクとイマイチはまれてない気がします。最初の頃は素直に人情物語として楽しめてたはずですが、どうしたかな。2026/01/31
タイ子
78
浅草下町のやぶさか診療所。外科の医師・真野麟太郎は部門関係なく来るもの拒まずで心と体の悩みにことん付き合う医師である。同居をしている高校生の麻世も自分の過去と照らし合わせながら迷い人をほおっておけず連れて来る。中でもUFOを見た、近づいてくると言う老人の話。信じられない話の裏にはきっと何かあると思った真野たちは老人の話を聞くことに。そこには亡き妻との悲しい過去が。これはツラい話だった。そして、美少女麻世は喫茶店のママから大金を積まれスカウトの話に。どうする麻世。潤一の空気が読めないのもどうにかしないと…。2025/12/07
まさきち
69
今回も恋愛絡みの情けない話から親子絡みの切ない話、それにファンタジーチックなあたたかい話と多種多様だけれど、すべてやぶさか診療所で癒される人達に溢れていて、本当にほっこりする一冊でした。また今作は麻世色が強めで、その生き方のカッコよさが一層輝いているように感じられました。2026/04/28
onasu
19
現代版「赤ひげ先生」と称するのが相応しい「やぶさか診療所」の5巻目。 昨今では、医療に限らず(致し方ないが)、効率化ばかりが叫ばれており、こうした町の診療所に郷愁を覚えてしまうが、ここに新鮮味を加えているのが、訳あって診療所に居候している女子高生の沢木麻世。 主人公は当然、頼ってくる者はほおっておけない大先生こと真野麟太郎だが、麻世にも似たところがあって、こちらでも寂しそうにしている子どもを拾ってきてしまう。 麻世の進路は定まったようだが、そのままいくのか、次巻を楽しみに待ちたい。2026/01/03
達ちゃん
16
シリーズ5作目。いつも思うけど、麻世のキャラがなかなかいいですね。続きも気になる。2026/03/13
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