文春e-book<br> ジャスティス・マン

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文春e-book
ジャスティス・マン

  • 著者名:佐藤厚志【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 文藝春秋(2025/11発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163920443

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内容説明

初老ホテルマン、正義に狂う

仙台の老舗ホテルに勤続30年、初老ホテルマンの「正義」が暴走する。家庭も職もある50代中年男の独りよがりはあぶない。

大山茂は幸せな人間だった。子どもの頃に見た悪をくじく特撮ヒーローに己を重ね、日課のジャスティス体操を欠かさず、不心得者には必殺技のダイヤモンドヘッドを食らわさんとする。――「皆が俺に全幅の信頼を寄せている。目を見ればわかる」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まちゃ

55
仙台でホテルマンとして働く大山茂、56才。「俺は正しく生きている」と信じ、周囲に毒をまき散らす初老男性。正義という大義を振りかざす人と関わると碌なことがない。絶対に関わりたくないジャスティス・マンの物語2025/12/12

よっち

22
仙台の小さな老舗で働くホテルマン・大山茂。正義を貫く独善性がもたらす悲劇を描いた1冊。部下にモーレツ指導を徹底し、世間知らずの妻に躾して、なじみの書店では従業員の過ちを見逃さず、相手と店のことを思い執拗に教育を施していく大山の行動は、今の時代では紛れもなくモラハラ・パワハラでしかなくて、周囲との深刻な軋轢を生み、孤立していくのも必然の展開でしたが、なぜそうなってしまうのか理解できない大山が、妄想が膨らませて勤めていたホテルを「悪の巣窟」と見なしていくその末路には、「正しさとは何か」を考えさせらえれました。2025/12/15

おかむら

20
「荒地の家族」で芥川賞受賞した元仙台丸善書店員佐藤さんの新作。荒地は震災後県南の植木屋さんのどんよりした日々を描いた地味目な作風でしたが、今回は独りよがり正義漢ホテルマンの暴走ブラックコメディ。こういう感じも書けるんだ! 書店でのカスハラっぷりが最悪で酷面白かったわ。2025/12/15

かめぴ

11
初著者。正義感溢れる、と響きは良いが暴走しがちな面もあり、もちろん暴走するんだけど、それが分からない大山茂。大山…如何にも大暴れしそうだし。自分だけが気付かない悲劇。は波紋のように広がって…。イヤな読後感。2025/12/22

そうたそ

10
★★☆☆☆ 自らを正義と信じて疑わない、中年ホテルマンの大山。だがそれは身勝手な正義でしかない。傍から見ればただのハラスメント。男の暴走する正義の行き着く先は――。何の小難しいこともなく、すんなり読み終えた。程度の差こそあれ、こういう人っているよな、と思ったが、それ以上の感想はこれといってなく。いまいち物語に深みが感じられなかった。2025/12/08

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