歌よみに与ふる書

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歌よみに与ふる書

  • 著者名:正岡子規/永井祐
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 左右社(2025/11発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865284881

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内容説明

紀貫之は下手な歌人であって、『古今和歌集』はくだらないアンソロジーである。(「再び歌よみに与ふる書-『古今和歌集』について」)



前略。歌人のように馬鹿で気楽な人たちはまたとない。歌人たちの言うことを聞いていると、和歌ほどよいものはないといつも誇っているのだが、歌人たちは歌以外のことに無知なため歌が一番だとうぬぼれているだけなのだ。(「三たび歌よみに与ふる書-調について」)



嘘を詠むのならまったくありえないこと、とてつもない嘘を詠むべきである。そうでなければありのままに正直に詠むのがよいだろう。(「五たび歌よみに与ふる書-について」)



なるほど、歌は青ざめて息を引き取ろうとする病人のようなものだろう。けれども私の考えはまったく異なる。和歌は精神こそ衰えたものの身体はまだ続いている。今、精神を入れ替えれば、ふたたび元気な和歌となって文壇を駆け巡ることができると保証する。(「七たび歌よみに与ふる書-言葉について」)

目次

【目次】
はじめに
◎歌よみに与ふる書 現代語訳
歌よみに与ふる書    ―現状について
再び歌よみに与ふる書  ―『古今和歌集』について
三たび歌よみに与ふる書 ―調について
四たび歌よみに与ふる書 ―理屈について
五たび歌よみに与ふる書 ―嘘について
六たび歌よみに与ふる書 ―投書に答える
七たび歌よみに与ふる書 ―言葉について
八たび歌よみに与ふる書 ―好きな歌について
九たび歌よみに与ふる書 ―好きな歌について2
十たび歌よみに与ふる書 ―あと少し言いたいこと
◎あきまろに答ふ・人々に答ふ
竹の里人に申す あきまろ
あきまろに答ふ
人々に答ふ
再び竹の里人に寄語す 千葉稲城
◎正岡子規十首鑑賞
◎解説 子規と『歌よみに与ふる書』
◎歌よみに与ふる書 原文
主な参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まー

13
以前から何かと縁がありいずれ読むであろう司馬遼太郎「坂の上の雲」の前知識として読んでみましたが初印象は感じ悪い人、嫌な人でした2025/11/19

アカショウビン

2
本書があったから再び子規に会えた。万葉集はいいが、古今はダメだとの主張は、実際はもう少し微妙だ。人麻呂批判はあるし、古今もそのものというより、以後それがなぞられることに問題があったようだ。私は若い頃、掛詞、歌枕みたいな技法がまるで理解できなかったが、歳をとるごとにこの反復ギャグみたいなものに持続可能な世界を感じるようになった。しかし子規はその若き日に明治の世を生きており、近代人のための新しい歌を作りたかったのだと思う。後半の「正岡子規十首鑑賞」も素晴らしい。富士山の歌には特に感動した。やはり歌の大先生だ。2025/12/14

かさい

1
現代語訳が分かりやすくて、正岡子規がいかに「伝統」とか「権威」みたいなものに守られた短歌の世界を良くしたいと思っていたかが伝わってきました。 子規に寄せられる数々の意見と、それに対する快刀乱麻を断つかのごとき回答の数々は現代のTwitterでの著名人と匿名ユーザーのやりとりに通ずるものがあるなと。人間って古今を問わず討論好きなんだろうな。 源実朝への篤い信頼と、万葉集をやたらめったら腐すところ含めて正岡子規ってこんな人間的なのかとも。2025/12/26

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