内容説明
『古事記』『日本書紀』に書かれた神話の描写は、最新の考古学の成果と照らし合わせると、その舞台となった土地と驚くほど一致していることがわかってきた。神話とは実際に起こった出来事を描いているのではないか。本書は近年議論が活発化している神話の実在性を通して、ヤマト王権誕生以前の日本古代史の謎を推理する一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
8
関裕二と真逆の結論で面白かった やはりクヌコクは東国か 前方後方墳の文化圏? 箸墓は台与の墓で決まりか2026/05/18
Ryuya Matsumoto
5
2026.5.16読了。記紀と史実の関わりが知りたくて。どうしたって推測が多くなる分野だとは思うのだけど、ここに書かれているのがどの程度定説なのか、それとも筆者の個人的考えなのか。けっこう断定的に言い切ってるところもあって、ほんとかなと思ってしまう。もう少しいろいろ読んでみようと思います。2026/05/16
西
3
古代史勉強のために。ヤマトタケルとか、子供の頃に耳にしてるのに何も知らなかったなと。断片的な知識が繋がってくると面白い2026/01/31
マサ
1
近年の発掘調査や遺物の年代測定精度の向上などでヤマト王権の成立過程がイメージできるようになってきたが、記紀の神話的な記述が出てくると推論が多くなり神々の名前や続柄も複雑になり、やはり靄がかかった感じになってしまう。地域による古墳の形態や大きさの変化と青銅祭祀具の生成、埋納の関係から考えると「出雲」が鍵なのかな。2026/07/22
みけ
1
本書では神武から仲哀天皇までの期間を考古学と古事記・日本書紀を元に考察している。古事記編纂時の神話は直近の時代の出来事を神々に託して描いたのだろうか。かな手本忠臣蔵みたいだ。日本書紀もまたそのような事情がありそうだ。 出雲に関してもかなり紙幅が割かれているが、ここで記述されている以上に重要だったのではないかと思う。大国主の祀られ方は祟り神のそれだと思う。それに四国や北陸、九州北西部の考察が少ない。 最近神功皇后や宗像三女神に強く興味を惹かれているが、本書の範囲の後の時代のようだ。次に何を読めばよかろうか。2025/12/31




