筑摩選書<br> アメリカの覇権喪失と世界の転換

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筑摩選書
アメリカの覇権喪失と世界の転換

  • 著者名:浅海保【著】
  • 価格 ¥2,244(本体¥2,040)
  • 筑摩書房(2025/11発売)
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  • ISBN:9784480018373

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内容説明

アメリカはついに覇権国の地位から脱落し、民主的な国際社会の構築という大実験のリーダー役を自ら放棄してしまった。なぜアメリカは覇権を失ったのか。中国はアメリカに代わる覇権国となりうるのか。急激に存在感を高めるグローバル・サウス、旧覇権国であるヨーロッパの国々の動向は? そしてその中で日本はどう動くべきなのか――大転換の時を迎えた国際社会における、世界各国の動きと今後の展望を、長年にわたり国際政治を見つめてきたジャーナリストが鮮やかに読みとく。 【目次】はじめに/第1章 世界がアメリカに引導を渡す/第2章 脇役の暴走が、世界の構図を書き換える/第3章 アメリカが失ったものの大きさを知るとき/第4章 中国の夢──単なる強大国か、真の覇権国家か/第5章 グローバル・サウスは従来の世界秩序に挑戦する/第6章 我々は民主主義を捨てられるのか/終章 ヨーロッパが「新たな世界」に向けて持つ意味/あとがき

目次

はじめに/トランプ圧勝の第一報を受けて/「底」に堕ちていくアメリカ/本書のアプローチ/第1章 世界がアメリカに引導を渡す/画期としての二〇二三年秋/E・H・カー『危機の二十年』は描く/アメリカ包囲網は何を意味するか/覇権の終焉を説く従来の議論との比較/バイデンはネタニヤフに何を語ったか/ウクライナ戦争をめぐる主要国のスタンス/指導者が迷走する時/アメリカの衰退と変容をどう見るか/軍事大国としてのアメリカ/覇権国の帰趨を決める二つの主題/派兵をめぐる賛否両論/ドル覇権も永遠ではない/中国とインドの行方/「国連無用論」が高まる中で/第2章 脇役の暴走が、世界の構図を書き換える/あるウクライナ人の思い出/ウクライナ開戦をめぐる二つの視点/プーチンの狙いは何か/「ハマスvsイスラエル」を生み出した国際関係/権力者の動機を探る/皇帝プーチンを生み出す政治力学/ネタニヤフ政権は何を演出してきたか/ネタニヤフのナラティブを解読する/プーチンは「西」の物語にこだわる/独裁者は「敵」を理解していたか/独裁者は「時代の変化」を理解していたか/指導者のリーダーシップ、そして民主主義/「大覇権国家ロシアの復活」という夢/イスラエルとアメリカの今後を占う/ネタニヤフのリーダーシップ、その背景とは何か/第3章 アメリカが失ったものの大きさを知るとき/世界を主導する意思をアメリカが失う/アメリカの変貌と衰退をどう見るか/「ひとり覇権」を維持する/金融覇権の追求で社会の分断は拡大/二つの戦争がアメリカを変えた/寛大さを失う社会/自由と平等と民主主義との緊張関係/トランプ再選と社会の分裂/土俵際に立たされている現在/第4章 中国の夢──単なる強大国か、真の覇権国家か/悲観論が強まる現在/ハイテク化で「悲観論」を克服する/軍事力の現段階/アメリカは中国を誤解したのか/ウクライナ戦争と中国/中国は世界を動かせたか/習近平の民主主義観/習近平は過去の指導者に何を学んでいるか/ソ連崩壊から得た教訓/ナショナリズムと「戦狼外交」に至る道/習近平が暴走する可能性/第5章 グローバル・サウスは従来の世界秩序に挑戦する/急速な台頭の背景とは/グローバル・サウスの定義/歴史的背景を探る/「民主主義の呪縛」から解放されて/多様性とエネルギー/中国とシンガポールを見習って/躍動するインド/グローバル・サウスをGとHで読み解く/インド民主主義を解明する/インドと中国の関係性/第6章 我々は民主主義を捨てられるのか/日本の選択肢とは/アメリカに逆らえない国から脱皮する/日米関係の未来を洞察する/「『自由と民主主義』という宇宙船」/地政学と歴史の交差点で/「自由で開かれたインド太平洋」/海洋国家としての歴史をふまえて/アメリカは日本の民主主義をどう見たか/日米同盟も民主主義も再考するとき/かつてない世界で日本の立ち位置を見つける/終章 ヨーロッパが「新たな世界」に向けて持つ意味/「厳しい時期」を迎えつつあるヨーロッパ/ロシアのエネルギー資源をめぐるドイツ・アメリカの駆け引き/「戦争を知りすぎた大陸」──戦後ドイツが歩んだ道/アメリカの「ひとり覇権」を牽制するドイツ・フランス/「沈黙」のヨーロッパに未来はあるのか/「アメリカを失った」ヨーロッパの解放感と高揚感/薄れつつあるドイツへの警戒感/EUの「弱さ」は「勁さ」である/「危機」こそが我々自身を勁くする/「大実験」のリーダーとしての強い自負/トランプ再選の伏線としての「心ざわつくアメリカ」/社会の分断とともに失われていく「アメリカらしさ」/それでもなお「共通善」を模索する/「大実験」の成果としての「狭くなった世界」/あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

どさんこ

2
自分の知識不足からではあると思うが、著者の言わんとすることが分からない箇所が多々あった。もう少し説明を丁寧にしてほしいと感じた。なお、「あとがき」で、プーチンの常識を超えた暴力の行使がネタニヤフの狂走に繋がっている、と言う感覚には、常日頃感じていることであり、強く共感できた。2025/12/08

お抹茶

1
バイデン,トランプ政権時を中心としたアメリカの覇権喪失とそれに連動した中国,インドなどのグローバルサウス,ヨーロッパの動きを概観し,著者の見立てを述べる。ウクライナに続きイスラエルにも派兵しないとアメリカが宣言し,アメリカが覇権国ではないことを示した。社会が分裂したアメリカでは,「アメリカの未来のためには何がベストなのか」という共通善がなくなり,手を結んで派兵するという環境にない。ウクライナ,ハマスVSイスラエルでグローバルサウスが塊として動くと「波」が起き,グローバルサウスの「自由の幅」が拡大した。2026/01/22

ゼロ投資大学

0
アメリカの覇権終焉説が述べられている。アメリカは依然として世界最大の経済力と軍事力を有している超大国であるが、中国やグローバルサウスといった諸外国の勢力伸長も著しく「世界の警察官」とまで言われた様子は様変わりしている。2026/01/07

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