内容説明
さまざまな性自認・性的指向をもつ市井の人々の〈ジェンダーと生活の機微〉の語りを聞き取り、マンガで活写した傑作ノンフィクション
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sayan
20
本書はWIRED社会で正しいジェンダーを議論する書ではない。所与の性別代名詞に違和感を持つ人々が制度・他者の不安・公共圏との摩擦を引き受け自分のfit感を模索する。単数 they は新発明ではなく中英語以来自然だった用法を男性形 he を標準とする文法規範が押しのけた歴史あり。複数単数形 they の再考は自己像と制度のどこに線を引くかの再配分である。名づけの前提は誰が設計するのか、言語・価値体系への問いかけだ。平野啓一郎の分人概念から本書を読むと批判的議論より自身と社会と制度の交差点で行われる交渉譚だ。2025/12/08
ニッポニテスは中州へ泳ぐ
4
当たり前なんだけど、自分の周囲にも性的少数派はいるんだよな、と改めて気づかされる出来事があった。すると自然、こうした本に手が伸びる。 世間の流れから二周半くらい遅れたようなスタートの切り方だけど、本書は第一歩目にふさわしい本だった。 色々心に残る言葉はあったが、中でも47ページのカイが言ってるような、手製のジェンダーを自分で作るっていう発想はオリジナルのカクテルというか、その地元ならではのクラフトコーラみたいでとても良いなと思う。そんでコーラの品評会くらいフラットに自分達の経験が語り合えたらなお良いな 2025/11/01
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