内容説明
知的障害など発達に偏りのある子どもに向け、ヴィゴツキーの理論にもとづく具体的な遊びを活かして社会的スキルを育む指導法を解説。
行動観察室でのトレーニングとは異なり、子どもの自覚や気持ち、日々の行動と遊びに重きをおき、大人の関わりの中で進めるための理論と実践を平易に説く。
目次
まえがき
日本のみなさまに――日本語版序文にかえて
第1章 子どもは周囲の世界の探検者
1 社会的な相互やりとりの一歩
2 社会的な場と発達
3 ソーシャルスキルの誕生
4 社会的な記号――記号‐シンボルによる活動
5 ソーシャルスキルのベーシック――「いじくり遊び」から「モノ‐遊び行為」まで
6 ソーシャルスキルからみた就学前期
第2章 遊びでソーシャルスキルを身につけましょう
1 コミュニケーションのスキル
(1)コンタクトをとりましょう――大人への信頼と、大人との相互やりとりのスキル
(2)名前を呼ばれたら返事をしましょう――「私」イメージの形成
(3)大人をよく見て、同じようにしてみましょう――他人のしていることについての表象形成
2 能動的な認識
(1)社会的な世界、物理的な世界を認知する――共同行為、模倣、演示や教示による行為
(2)遊び方を学ぶ――モノ‐遊び行為
(3)気の毒に思う、共感する――おもいやり、相互援助、友情の形成
3 日常生活のスキル
(1)身辺自立の習熟
(2)清潔にする習慣
(3)清潔な日常生活
第3章 遊びの教材を生かして、ソーシャルスキルをのばしましょう
1 水を用いる遊び
2 粒状の教材を用いる遊び
3 可変素材を用いる行為
4 お絵かき遊び
5 組み合わせ遊び
(1)棒を組み合わせる
(2)二つのモノを組み合わせる
(3)いろいろなモノを組み合わせて遊ぶ
おわりに
文献リスト
解説
訳者あとがき
-
- 電子書籍
- 闇の炎に抱かれて死んだと思ったら、娘が…
-
- 洋書
- Паl…



