内容説明
一人の少年、一つの家族、二つの十字星、そして無限の愛。
旭川で生活を送る佐竹家。昭和気質な父竜司、高校時代から彼を支える母詠美、絶賛反抗期の亜沙美、サッカー少年の竜星の4人が日々仲良く暮らしている。竜星のサッカーの試合を観戦していると、ラフプレイを受けた竜星が背中の痛みを訴えて動けなくなった。最初はただの怪我に違いない、とたかを括っていたのだがーー宣告されたのは余命半年というあまりにも残酷な現実だった。小学生の竜星に事実を告げるか、否か。悩み、惑い、泣き、魂の痛み(スピリチュアルペイン)に寄り添った家族の軌跡。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
106
読了まで、ずっとツラかったです。元気だと思っていた僅か10歳の息子にまさかの余命半年から1年の通告。がんに侵された息子を見守る家族の話。余命通告をするか否か、家族はそれぞれどう振る舞うのか、父親として、母親として、姉としてそれぞれの思いが哀しくぶつかり合います。ページを捲るたび、どのページを読んでいても涙が溢れてしまいます。やはり特に母親目線の話は涙なしには決して読めない描写ですね。大切な人を失ってしまうトキが訪れるトキ、果たしてどう振る舞うのが正しいのか、深く考えさせてくれる大切で素晴らしい作品でした。2026/01/19
モルク
98
10才のサッカー少年竜星。憧れの背番号10を貰い、人気者そして将来の夢は天文学者という彼は骨のガンに侵され余命宣告を受ける。病名はともかく半年から一年という余命を10才の息子にするかどうかでの家族の葛藤。息子を騙したり、適当なことを言って懐疑の思いをもって欲しくない。しかし果たしてこの重さに耐えられるのか、まわりを思いやる彼にかえって気を使わせるのではないか。竜星がいい子だけにその不安に耐える姿がけなげ。家にも病人がいるので死を扱う作品を読まないようにしてきたが内容を知らず手に取った。やはり泣けた………2026/02/23
ゆみねこ
71
サッカーの試合中にラフプレーを受けた小5の竜星が背中の痛みを訴え動けなくなった。怪我だと思って病院で診察を受けると思わぬ事実を告げられる。昭和気質の父・竜司、高校時代から彼を支える母・詠美と反抗期真っ只中の姉・亜沙美は、余命半年と言う過酷な現実に打ちのめされる。小学生の竜星に事実を告げるか否か。重たい宣告が家族の日常を変え、家族が選んだ答えは?これは人前で読んではダメな本。涙でボロボロでした。2025/12/22
D
61
すごいよかった。この難しい展開を正面から描き切っている。サッカーがうまい息子の余命があと半年という状態に立たされた仲の良い家族のお話。病名や余命の宣告をするべきかどうか。子供を苦しめるかもしれない可能性の低い治療をするべきかどうか。そんな答えの出ない問題に直面していく家族の様子に何度も泣いてしまう。そして、行きつく先にあるのは、たぶんいろんな解釈ができると思うけど、魂の救済なんじゃないかなと思う。本当にステキな本だった。2026/02/22
イケメンつんちゃ
56
朝倉宏景 うーんマンダム 投票した方々が落選する 良かったと思います 単行本を読んでみました 飛龍十番勝負 第七十八弾 今回は 朝倉宏景先生 誰からやったか ひーちゃんのオススメ作品 まだまだ 新しい まだ陽の目にある前 まだまだ 余裕のよっちゃん 早めに届きました 60年生きてきました パッとした人生は モチのロンです でも生きてきました 生命を語るのは なかなか生半可には取り扱えません 悲しみは雪のように ひょっとしたら 課題図書高校生の部 なるかもなるかも リフティングは百と言わず あめつちのように2026/02/09




