内容説明
当たり前に見える日常は、誰にも真似できない舞台だった――
“うちもそうだ”がきっと見つかる、笑いと涙の家族エッセイ!
子どもたちから「うだい」と呼ばれ、自他共に認める「家族バカ」な創作の鬼才・岩崎う大。
15年以上にわたる子育ての日々と今しかない家族のかたちを残した、愛と笑いの記録。
父の目線から掬い上げた平凡の中にある奇跡の28篇。
<もくじ>
まずは長男が生まれる、その前に……
まずは長男が生まれる
父としての自覚
歯の妖精
あの日の点滅くん
岩崎家とサンタクロース
家族間の呼び方
最後のメンバー
勉強とはなんなのか?
妻の話
愛犬タコ
習い事
特別で日常な夜
ケンカ
しょぼい初めてのおつかい
新たな家族
次男とひいおばあちゃん
家族旅行
岩崎家、鬼怒川温泉に行く 前編
岩崎家、鬼怒川温泉に行く 後編
学芸会!!
岩崎家と賞レース
煽りの美学
子供を叱るということ
高校受験
高校受験2
記憶
その後の話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんちょう
1
声出して何度も笑った。今作も抑えの効いた上手い文章で、最大限笑わせてくる。作者当人の個性による日々の掬い上げもあると思うけれども、子供たちの発言や行動も個人的な体験に留まらず普遍的笑いのエピソードとなっていて、すごくいい。市中に存在する笑えるエッセイ集的な物の中では一番良いのではないかと思う。ただ、何かところどころ出てくる比喩は文章としては微妙な気がした。岸田国士賞選考委員をXでボロクソ言ってもはや候補作にも上がらなくなった今小説で賞を目指して見て欲しい。木下古栗を超えるギャグフィクションを読みたい。2025/11/22
Departure
0
岩崎う大は「『かもめんたる』の岩崎う大」という説明ではもはや不十分なほど、多方面でその“鬼才”ぶりを発揮している。本書は、そのう大さんがご家族について綴った珠玉の28編である。村上春樹の文体が一読でそれと分かるように、数ページで「う大だ」と分かる文体がある。日常を切り取る視点や台詞の端々に、彼特有の狂気が垣間見えるからだ。一方、ご家族を見守る眼差しは慈愛に満ちている。特に子どもたちに向けられるまっすぐな愛情表現には、思わずニヤニヤしてしまうほど。狂気と慈愛が同居した一冊を、著者サイン本で読了できた幸福。2025/12/25
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