内容説明
あなたは、どの殺人鬼を好きになる……? 気鋭の作家が描く、圧巻のシリアルキラーアンソロジー!
殺し屋への依頼内容は「古本屋に勤める男をひと月以内に殺すこと」――「シリアルキラーvs.殺し屋」
東大を目指す女子高生・樹莉。ゲーセンで景品を落とす音と人が転落する音に魅入られて――「脳JILL」
殺人犯の眞悟は、自身の無実を信じる女性と生活を始めるが――「テキストブック・キラー」
飛び降り自殺の名所がある街で暮らす漁師は、あるものを引き上げる――「私の伴侶」
他人の生殺与奪の権を握ることの快感を追い求めて男は――「ご乗車の際は」。
阿津川辰海 「シリアルキラーvs.殺し屋」
木爾チレン 「脳JILL」
櫛木理宇 「テキストブック・キラー」
くわがきあゆ 「私の伴侶」
結城真一郎 「ご乗車の際は」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
261
「おい、地獄さ行(え)ぐんだで」(違う)。狂ってる。狂ってやがるぜっ。気を付けろここから先は正に……🫣。こっ、こんなタイトル=お題ですもんね。作家さん達もどうせなら振り切って行こう。読者の想像を超えてこそでしょう。って思惑が過ぎるのでしょうか。サービス精神ですよね。生命(←と書いて“いのち”と読ます奴)を軽んじていやがるヒ~~~=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/ガタガタ。色々ツッコミ所が多い(?)けど、それは作家さん達の遊び心の裏返しでもあるとも感じるよ。シリアルキラーは潔癖でもあるのね。2026/05/23
ひさか
69
2025年11月双葉文庫刊。小説推理2025年8月号阿津川辰海:シリアルキラーVS.殺し屋、7月号木爾チレン:脳JILL、6月号櫛木理宇:テキストブック・キラー、くわがきあゆ:私の伴侶、書き下ろし結城真一郎:ご乗車の際は、の5つのシリアルキラーテーマのアンソロジー。読後に憂鬱になるくらい、いずれも怖く不気味な話ばかりだ。阿津川さんの話は特に不気味で、夢に見そう。2026/02/28
yukaring
69
どのシリアルキラーもエグい。この作家陣ならば当然の帰結なのかもしれないが、一癖も二癖も何なら三癖もあるぶっとんだ殺人鬼が勢揃い。殺し屋のターゲットは人畜無害そうな古本屋の男。しかし蓋を開けてみると…『シリアルキラーvs殺し屋』女子高生の樹莉はクレーンゲームの景品が落ちる音に魅入られるが、次第に大きなものが落ちる音が聞きたくなり…『脳JILL』殺人犯の眞悟へ届いた「あなたの無実を信じる」という女性からの手紙、そして出所すると…『テキストブック・キラー』など様々なタイプのシリアルキラーが跋扈するアンソロジー。2025/12/05
aki☆
65
シリアルキラーとか殺し屋設定好きというだけでなく、めっちゃ好みのアンソロジーだった。どの短編も一気読みの面白さ。阿津川さんはタイトルで爆上がりした期待を裏切らないし、初読みの木爾さんは読みやすくてゾワゾワ。櫛木さんはグロこそ控え目だったけどやっぱり一番胸糞わるかったな。くわがきさんはそう来たか!結城さんもザ・シリアルキラーな主人公で先が気になる展開。どの話も意表を付く結末が待っていて楽しめた。2026/03/10
りゅう☆
64
『シリアルキラーvs殺し屋』の質疑応答の結末にどちらが殺されるかドキドキの阿津川辰海さん。『脳JILL』を求めてあの音を聞きたい主人公の行く末にゾゾッの木爾チレンさん。『テキストブック・キラー』たちの過去と暴力が不快な櫛木理宇さん。死体を掬った漁師の『私の伴侶』の意味が恐ろしいくわがきあゆさん。生殺与奪の権を満悦したいタクシー運転手vs怪しい客の正体に驚いた『ご乗車の際には』結城真一郎さん。殺すことに躊躇ないシリアルキラーたちの心理に全く協調できないけど、殺るか殺られるかの駆け引きと思わぬ展開に一気読み。2025/12/06
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