内容説明
2017年にカナダで初めてのノンバイナリー(男性にも女性にも分類されない性別)の出生証明書を取得し、2019年には性別欄に「X」と記載されたジェンダー・ニュートラルなパスポートで日本に入国したLGBTQ+活動家、ジェマ・ヒッキー氏の回想録。聖職者による性的虐待の実態を訴え、LGBTQ2+コミュニティの権利と平等を求めるために歩いた908キロの旅の日記とともに、激動の人生を振り返る。
周囲からのいじめや神父による性的虐待に苦しみながらも、自己を貫く姿に勇気づけられる一冊である。
「私は女の子としてこの世に生まれた。それは男の子の心を持った女の子だった。…でも夢の中でしか、男の子として自由に遊ぶことはできなかった。女の子は大人の女性になって、男の子は眠ってしまった。けれど今、私は目覚めた。…もう恐れることはない。男の子が出て来て自由に遊んでいいのだ。私は犠牲者であり生存者でもある。カトリック信者でもプロテスタント信徒でもあった。男性と女性の両方を愛してきた。そして私には女性の部分と男性の部分の両方がある」(本文より)
目次
日本の読者のみなさんへ
序文
情熱
希望のウォーキング:ポルトー・バスクからコール・ブルックへ
タペストリー
聖霊
男子の人気者
希望のウォーキング:ステファンヴィルからコーナー・ブルックへ
告解
再定住
希望のウォーキング:ディア・レイクからサウス・ブルックへ
ユング
りんごとオレンジ
ツール
コロニアル・ストリート
希望のウォーキング:グランド・フォールズからガンダーへ
善良な神父
患者H
イエスさま、マリアさま、そしてジョーイ
希望のウォーキング:ガンボからクラレンヴィルへ
レシピ
改宗
地図を作り直す
重い荷物
白旗
希望のウォーキング:アーノルズ・コウブからホリールッドへ
時計
教訓
王様
ホームラン
謝辞
訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
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